2008年09月09日

「定跡からビジョンへ」羽生喜治 今北純一著

お勧め度晴れ晴れ

昨日は、夜に仕事があるのがわかってたので、2度寝、3度寝で、通常出勤。そんでもって、帰りが遅くなったので、今日も、通常出勤&定時退社。やたら短い一日だったな。
明日から、超早朝出社に戻します。

さて、本書ですが、コンサルで梅田望夫さんのロールモデルでもある今北さんと、将棋の羽生さんの対談です。
興味深いやりとりが多く、じっくり味わいながら読みました。

特に、良いなと思ったのは以下の文章

今北 経営戦略は常に立てていかないといけないのです。しかし、ビジネスは一人でやるわけではありません。競合相手もいます。それは国内だけではなく海外にもいます。相手の出方が必ずあるので、将棋と同じように、十手先、百手先を読んでもその通りにはならないのですね。じゃあ何も考えなくていいかというと、決してそうではありません。不足の事態が起こった時には、以前にきちっと立ててきた経営戦略のどこかが役に立つことがあります。つまり、経営戦略というのは、常に考え、実践していかなくてはいけないのです。

他の多くの本にも書かれてたけど、こうやって同じメッセージを違う人・言葉で読むというのは、自分に合ってるな。しっくりと馴染んでくる。


今北 財務戦略というのは、経営資源をいつ、どこに、どう投資したらいいかという戦略です。企業は投資をしていかなければいけないわけです。限られた経営資源を、どのようなプロジェクトにどういう優先順位で、しかも今年、来年、三年後、五年後・・・・という時間軸を考慮に入れたうえで、どこに投入するかという戦略です。事業戦略とは、企業活動にはさまざまな選択肢があるわけですが、山ほどある事業の中からどれが自社にとってのミッションに最も符号する事業であるかを選択していくことです。また、技術・研究開発戦略は事業の核になる技術や研究、それにノウハウ、ソフトなどをきちんと持つことですね。いわば、将来のための種蒔きをする戦略です。企業経営戦略は、この四面体のようなものをその企業のミッションに沿った形できちっと設計図を描いていくことなのです。この時大切なことは、これら4つの面(組織戦略-財務戦略-事業戦略-技術・研究開発戦略)をばらばらに動かすのではなく、相互に有機的に連関させながら動かすことです。

「4つの面を相互に有機的に連関させながら動かす」仕組み、考えさせられます。

今北 これからの時代は日本の組織の中でも自分のミッションを活かすことは不可能ではないと思います。欧米人のように、組織を舞台としてしたたかに使うという発想に切り替えればいいと思います。しかし、そのためには一個人としての専門能力を身に付けることが前提となります。

梅田望夫さんのロールモデルだけあって、発言内容が重複しますね。

今北 私は、落ち込んだ時などには、「もし愚痴を言うのだったら行動を起こせ、起こさないのだったら愚痴るな!」と自分を叱咤激励するのです。

この言葉、いいな。愚痴は何も生まないもんな。真似しよう。

今北 次のステップとして給料のいい外資系企業に転職するとか、破格の条件でスカウトされるとかといった金銭的な思惑が先行すると、途端にミッションを見失うと思います。やりたいことだけを常に続けていく、オファーが来るかどうかなどは一切考えないことです。

最近は、この考えが馴染んできてます。お金も、もちろん大事ですが、嫌々やりたくないことをやるよりは、やりたいことをきちんと評価してもらった条件でやるってのが、結局は長続きし、スキルアップもし、最終的には経済的にも良いのではと・・・

今北 今、終身雇用が崩れているサラリーマン社会のモラルは退廃のほうに向かっています。一所懸命働いている人間にしてみれば、なんでこんなに働いているのに給料が安いのだという不満も出てくると思いますね。その時に、いやいややっている仕事に対しての給料とみるか、それともすごく面白いことを、会社からお金をもらってやっていると思うかではモチベーションにおいて雲泥の差が出るでしょう。

うん、最近、「すごく面白いことを、会社からお金をもらってやっている」と思えるようになりました。
上司達・斜め上の方々に感謝です。

今北 私も、同じパッションで同じことを愚直なまでに続けられるかが勝負の分かれ目だろうと思います。天才は九十九パーセントは努力である、というのは本当に真理をついています。とはいっても、普通の人は同じ情熱、気力、モチベーションを持ち続けることは難しいと思います。羽生さんからアドバイスはありますか。
羽生 そういうことができそうな人の側にいることですかね(笑)、自然にいい影響を受けると思うので、一つの方法だと思います。もう一つ、私の考え方としては、ペースを落としてでも続けることだと思います。無理やり詰め込んでやるとか、「絶対にやらなきゃ」というのではなくて、一回、一回の速度、費やす時間とかを減らしてでも、毎日、ちょとずつでもやっていくことがいいのじゃないかと思います。


現在、社内外のこういう人達と一緒に刺激し合える環境にあるので、あとは、努力だな。好きなことを愚直にコツコツやるですな。
周囲の皆様、引き続き、宜しくお願い致します。

さて、寝るぞ。



posted by J at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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