2009年10月01日

☆☆☆☆ 「国をつくるという仕事」西水美恵子著

あちこちで評判になっていたので、とりあえず読んでみようと思って読んだのが本書。読んで良かった!こんなスゴい女性がいたのだな。知らなかったのが恥ずかしい。

著者は、世界銀行入行後、南アジア地域副総裁にまでなった人。
インド、パキスタン、スリランカ、ネパール、トルコ、バングラデシュ、ブータン、バングラデシュ、モルディブ等々

本書は、これらの国々を飛び回って、各国のリーダーとのタフであったかい交渉や、各国の貧困と闘う人たちとの触れ合いが書かれております。西水氏、泣いて笑って、部下に慕われ、人間力がデッカい女性ですね。素敵だ。

それなりに海外にも行き、前職で外資で海外の同僚と働いてたにもかかわらず(だからこそ、かもしれないが・・。)、僕は「日本」というのに強くこだわってしまう。日本から世界へ、とか、日本を良くする、とか。
でも、本書を読むと、それってちっちゃいこだわりなのかも?という気にさせられた。で、こないだメキシコに帰国(?)した友人M男(→このブログを書いてる仏教徒)なら、世界をじっくり見た上で、どう考えるだろう?と、ふと思った。(M男、もし、機会があれば、本書を読んで、コメントちょーだい。)

本書のなかで、一番、響いたのがこの記述。読んで、ゾクッとした。

社会・経済的な格差は、いつか必ず国家の安定を脅かす。それは、ひとつの国でも地球全体でも、同じことなのだ。

実際に、国家の安定を脅かしているのを見て、経験してきた著者の言葉だけに重い。

彼女が日本人であることが誇らしい。(って、日本って縛りから離れられないんだよなぁ。)

こんな素敵な日本人がいる、こんな素敵な女性がいるってのは、勇気が沸いてきます。多くの人に読んで欲しい1冊です。

posted by J at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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