2009年11月01日

☆☆☆☆ 「「課題先進国」日本」小宮山宏著

ITによる変化と同じ位の大きな変化が起こっている最中だと思っているのだが、この変化がどこにつながっているのかが、ぼんやりとしてる。
ITによって社会が変化し、それによりチャンスを掴んだ人達が周囲に多くいた。
今度は、私も、この変化をチャンスと捉え、次につなげたいという思いから、本書を読んでみました。

著者は、東京大学の総長の小宮山氏。って書くと、専門的な固い本のように思えるかもしれないけど、わかりやすい文章で読み易い本です。

本書の構成は以下のとおり
1.日本の現状
 1)課題山積
 2)エネルギーと環境からみた日本の位置
 3)課題克服の日本史
 4)キャッチアップは過去の物語
 5)ゼロからの課題解決を図る
 6)時代をリードする覚悟
 7)課題先進国への条件
2.21世紀の環境とエネルギーのビジョン
 1)「ビジョン2050」
 2)次世代のエネルギー資源
 3)省エネルギー
 4)理論の意義
 5)環境と資源に関するトータルビジョン
3.課題解決ビジョンを具体例で考える
 1)知の膨張が全体像を隠した
 2)知を目的に向けて統合する
 3)アジア型エコハウスへの挑戦
 4)高齢化社会の医療システム
 5)教育を考える
 6)21世紀の大学モデル
4.目指すべき国家像
 1)日本は地球の未来像を内包している
 2)日本の世界史的役割
 3)醸成すべき風土
 4)先頭に立つ勇気


日本がいま課題山積の先進国であるということは、日本がこの先の人類の地平を切り開く立場に立ったと捉えるべきなのである。それが、「課題先進国」日本ということの含意である。

ピンチをチャンスに!この視点で、今後の働き方を考えたい。
もう少しブレイクダウンすると
日本がいま抱えている課題は、やがて世界の課題になる。日本は、社会システムの変革まで含めた新しいモデルをつくっていくことが、世界史的な役割になると思う。それが課題先進国としてやらなければならないことである。
そのことによって、日本は「課題先進国」から「課題解決先進国」に向かうことができる。日本の課題は、将来の世界の課題であるから、その課題を解決するということは、人類のこれからのモデルを提供することになるのだ。

現在、所属している会社、今の立場でも、何かできると思うのだが・・・。何かが引っかかってるんだよなぁ〜。今後、掘り下げよう。

この視点は茂木さんと同じだな。
サイエンスの細分化は、サイエンスがサイエンスである限り不可避なことである。だから、それを逆に統合化しないと、サイエンスが人間の直感とか人間にとっての価値と離れてしまう。20世紀は「科学の黄金時代」だったという言い方をしたが、21世紀は「科学統合の時代」にしなければならない。それが、乖離してしまった科学と社会の関係を再構築するための鍵である。


それにしても、著者の主張は前向きで読んでて元気が出てくる。
最後の言葉なんか、最高!
「課題解決先進国になれ、日本はきわめて良い位置にあるのだ」

私も、現在の立場で、何か出来るハズ!!


posted by J at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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