2010年05月30日

☆☆☆  「記憶する力 忘れない力」立川談四楼著

タイトルだけを読むと、記憶するためのノウハウ本のように思えますが、本書は、談四楼師匠の、修行の日々から得た教訓が書かれた本。

本書の構成は以下のとおり
1.暗記しやすい人、しにくい人
2.前座(新人)はまず真似なさい
3.二つ目(中堅)は状況も覚えなさい
4.真打(ベテラン)は広い視野で物事を見なさい
5.記憶力VS忘却力


ここまでやらなきゃ「身に付かない」んだろうな。
「いいよ今日の出来。前に聞いた時よりずっといい。いよいよ体に入ったね。」
”体に入る”という言葉が新鮮でした。覚えた、記憶したではなく、”体に入った”なのです。ケイコの折の談志の言が甦りました。
「反復だ。リフレインだ。高座で他のことを考えてても口からセリフがよどみなく出るくらいケイコしろ。夢の中でも落語をやるくらいにならなきゃダメだ。」
談志はそう言い続けたのですが、”体に入る”ということがまさにそれだと直感したのです。


他にも
自分の評価は他人が決める

とにかくその世界に身を浸せ

忘却を補う「誤魔化す力」

等々、響く言葉が数多くありました。何冊か、落語関連の本を読んでますが、噺家の言葉は、響くなぁ〜。





ラベル:立川談四楼
posted by J at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現力/文章力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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