2010年06月06日

☆☆☆☆☆「衝撃!EUパワー」大前研一著

ヨーロッパの方々と会う機会が時々あるにも関わらず、実は、EUのこと、よくわかってないのです・・・。行ったこともないしね。
ということで、本書を読んでみました。

本書の構成は以下のとおり
1.超巨大マーケットの圧倒的パワー
2.国家を超えた国家
3.ドルの衰退、ユーロの台頭
4.真のグローバル経営はEUにある!
5.日本経済復活のフロンティア
6.中東欧・CIS諸国の地域分析
7.EUのリスクファクター
8.金融危機、克服の処方箋


ヨーロッパが規格作りで強いってのは、こういうことなのね。
27ヶ国もあるEUでは、何をするも常に話し合いをして合意しなければいけない。
そして合意ができた後には必ず、「今の話し合いの結果に基づいた、共通のルールを作ろう」ということになる。同じような問題が続いたときに、毎回話し合いをしていたは何も進まないので、最初の段階で話し合ってルールを決めて、あとはみんながそれに従うように定めてしまうのだ。
多くの国が納得し同意するルールを作るためには、時間と精力を注がざるを得ない。EUによっては負担だが、しかし一度、共通のルールが制定されると、今度はそれが世界的にも大きな力を持ってくる。
・・・(省略)
逆にEUの規格に準拠しないと、世界のマーケットのかなりの部分から排除されてしまうことになる。
だから中国などの工業製品輸出国は、「最初からEUの規格に準拠していれば、他の国でもOKだから」ということで、国内基準もEU基準に準じたものを定める方向になってきている。

会計制度から、スニーカーのサイズまで、この流れにあるんだな。

この点も重要!21世紀はアジアの時代だと思っていたが、それだけではないぞ。
これまで、「ヨーロッパのメーカーは、まとめて中国にやられて消えてしまうのではないか」と戦々恐々としていたが、今ではそういう見方はなくなっている。ヨーロッパの中にも中国に対抗できるような、クレバーで低コストの労働資源があるのだとわかったからだ。
ヨーロッパのメーカーの目から見れば、中東欧諸国がEUに加盟したことで、少なくともヨーロッパ市場で競う限り、中国に負けないコスト競争力を手にすることができたのだ。


これから見方を変えなきゃならない。
これから(EUは)東方展開を続けロシアを仲間に入れるだろう。そのとたんに、EUは日本の隣国となる。そのとき(おそらく2020年前後)は、途方もなく大きく強力な超国家となっているであろう。アメリカと中国がG2だ、とそちらばかり見る癖がついている人々は、今から超国家EUが日本の隣国となる日を想定し、注目、観察、研究、そしてなにより、肌で感じる実体験を積んでおいていただきたい。


何をすべきか!? 僕の場合、明確だ。まずは、英語を身につけなきゃ・・・。







ラベル:大前研一
posted by J at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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