2011年03月02日

☆☆☆☆ 「華僑烈々」樋泉克夫著

アジアでビジネスをすると何らかの形で華僑と関わることになるんだけど、「華僑って何?」って言われると、漠然としたイメージしか持ってないのが情けない・・・。
ということで、読み始めたのが本書。

本書の構成は以下のとおり
はじめに
第1章 地産致富−土地こそ巨万の富を生む
1. 最終目標は大中華経済圏の覇者なのか―超人・李嘉誠の真実
2. 「姑爺康」が生まれるまで―タイ発、香港経由で上海・重慶へ
3. シンガポール発、香港経由、中国市場へ―黄廷芳、志祥親子の歩み
4. 「一区両国」モデルを画策する男
第2章 同居公財−信用できるのは血の繋がりのみ
1. 華麗なる披露宴と国境を越える人脈−「結婚」という企業戦略
2. 陳一族、三代の軌跡―香港とタイを結んで
3. 「世界の海運王」の才気溢れる婿たち―包玉剛と呉光正、鄭維健
第3章 商場如賭場−ビジネスはギャンブルだ
1.”マカオの帝王”が歩んだ道―名門・何家の異端児
2.目まぐるしい買収、渦巻く欲望、絡まる人脈―余福強をめぐる人々
3."希望の星”から犯罪者への道―企業家にとっての権力との距離
4.北朝鮮をめぐる華人企業家たち―どいつもこいつもスネに傷
5.雲頂・名勝集団とカジノ・コレクション―狙うは「大中華賭博圏」の覇権?
第4章 以万変応万変−「儲かる」という大原則を追い求めて
1. 転ぼうが、倒れようが・・・起き上がる―黄子明と息子たちの歩み
2. へこたれない、めげない、諦めない―胡應湘の経営手法と後継者
3. 華人企業家のメディア経営―「砂糖王」の次の一手は?
4. 企業再編への執念か、創業者の妄執か―TPI再建をめぐる虚々実々
5. ふたたび「類は友を呼ぶ」のか
第5章 白皮黄心―白い肌と黄色い魂
1. 大中華経済圏に生きる<ユダヤ人華人>−カドリーファミリー三代
2. 「竜」のなかに生きる「象」−ハリリラ一族の生き方
3. ビジネスと中国近現代の歩み―エリクソン「百年の大計」
第6章 華人治国―ポリティック・イズ・ビジネス
1.「タイのCEO」を目指した男―タクシンというワンマン経営者
2.かくて政治はビジネスと融合する―タイ政変劇と華人企業家(上)
3.飛び出した影の主役たち―タイ政変劇と華人企業家(中)
4.「独裁者対民主派」の向こうに見えるもの―タイ政変劇と華人企業家(下)
5.「萬談政治」というカラクリ―”政治は買い物”の時代は去ったのか
6.香港政治近未来のカギを握る男
第7章 全力走出去−儲けよ、そして世界に飛び出せ
1. 栄智健のルーツを探る―ある折江財閥の「全球化」への道
2. 冷蔵庫から「中国人の国民軍」へ―吉利汽車と李書福、そして除剛
3. アフリカの華人企業家たち―ここにも、そこにも、あそこにも
4. 紅色肥猫―デップリと太った赤い猫たち
5. 新たな<勝ち組>たちの古典的手法―不動産長者たちの跳梁・・
6. タイで動きだした中国巨大企業―最終目的は近未来のASEAN市場か
第8章 騎馬追馬―中国市場という”駿馬”の騎り心地
1. 両岸直航という野望実現のために―政商・張栄発の面目躍如
2. 台湾政治家のなかの資産家最右翼
3. 台湾から両岸三地にシフトする富邦集団―葵萬才が目指すもの
4. 大陸進出は夢か、野望か、妄執か―王永慶にとっての"政治のカベ”
5. 世代交代期に入った台湾の企業家たち―中国市場、金融、電子機器OEM
第9章 何去何従
1. 敗軍の将、兵を語れず―鄭午楼式家族経営の栄光と挫折
2. 衰えなかった企業家魂、いや妄執−林百欣という生き方
3. 政治は成長の糧か、それとも躓きの石か―林紹良の場合
4. 儒商・・振浦の人脈とビジネス―もう一つの日・台・中関係史


それぞれ、それぞれの華人企業の歴史が短くまとまっており、それらを一気に読むことで、華僑企業の中国に対するアプローチや、それぞれの本拠地以外への国へのアプローチ等の感覚を少し理解することが出来ました。

中国政府との距離感、それぞれの政府との距離感は、ならではですね。この分野、もう少し、深堀りする必要があるな。





posted by J at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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