2012年02月19日

☆☆☆  「武器なき環境″戦争」池上彰 手嶋龍一

ニュースのおじさん、池上さんの本は、出来るだけ読むようにしてます。
内容に加え、その説明の仕方が非常に勉強になるのです。

本書は外交ジャーナリストの手嶋さんとの対談。
構成は以下のとおり
プロローグ ヨーロッパ発「環境の世紀」
第1章 「石油の時代」、終わりの始まりー
第2章 すべては「京都」から始まった
第3章 COP15は、なぜ「失敗」したのか?
第4章 地球温暖化懐疑論とメディアリテラシー
第5章 「小さな国」からの脱却
エピローグ 本質を読み解く力


手嶋さんのこの言葉は興味深い。
番組の関係者に聞いたのですが、日本発の技術システムがなかなか「グローバル・スタンダード」として広がらないのは、日本人が海外で布教活動をした経験に乏しいからだ―と。
(略)
日本という国は、優れた被布教国として、輸入したものを自国の風土に合ったものに土着させてしまいます。その点では、世界に冠たる国ですが、自から布教するのはどうも不得意、というより、布教の経験をあまり持たなかった。ですから普遍的な価値を世界に押し広げていく経験を欠いている。


他にも、世界大学ランキングの評価軸を決める際に、日本が入っていないため、相手の作った土俵で戦わざるをえない等、本質的な根っこのところまで二人で掘り下げているのが印象的な良書でした。

情報発信するときは、意識しよう。

武器なき“環境”戦争

武器なき“環境”戦争
著者:池上彰
価格:819円(税込、送料込)
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posted by J at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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