2012年02月19日

☆☆☆☆ 「働かざるもの、飢えるべからず。」小飼弾著

サブタイトルは、
ベーシック・インカムと社会相続で作りだす「痛くない社会」

以前から、ベーシック・インカムという考え方には興味があったので、読んでみました。

構成は以下のとおり
第1部 「痛くない社会」への方法序説
 なぜいま、貧困があるのか
 社会相続という決定弾
 所有から利用へ
 労働2.0 ほか
第2部 理想の社会をめぐってー対談アルボムッレ・スマナサーラ
 全人類が悟るとき
 だれもが幸福を勘違いしている
 資本主義の未来
 お金の本質 ほか


いつもながら、著者の歯切れのいい言い切りが気持ちが良い。
正解がわかって努力すればよい世の中ではなくなっているこの前提の立て方が、しっくりくる。
努力程度で報われるようなことには、すでにわれわれはすべて手をつけています。この先、少なくともしばらくはなにが正解かわからない世の中が続きます。ですから、その世の中でうまくいったということは、努力の結果とはいえません。「運がよかったから」なんです。
「努力はむくわれません」と、まず言わなければいけません。努力が報われる世の中はもう終わりました。誰もが納得できる正解を出せる世の中は終わりました。今後の「成功」は、結果論でしか測れません。


コレも、肌感覚に合うかも。いい時代ですね。
最高の技術を最高でない人も買える時代ですから、産業革命以前ほどの金持ちの効用はありません。(略)
お金持ちの効用というのは、せいぜい「出始めのころに持てる」程度のことでしかなくなりました。


全く違う世界で生きているはずの、初期仏教のスマナサーラ氏との対談が、フィットしていておもしろい。
特に、ココは興味深かった。もう少し、掘り下げたい。
お金のことを考えないでやった仕事のほうが、お金になるということについて、なぜなのかはまだ理由はわかっていないのですが、経験則としてかなり正しい考え方だという気がします。


著者のいうベーシックインカムや社会相続の制度が実現できたら素晴らしいことですね。

働かざるもの、飢えるべからず。

働かざるもの、飢えるべからず。
著者:小飼弾
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posted by J at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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