2012年07月05日

☆☆☆☆☆「10年後に食える仕事 食えない仕事」渡邊正祐著

ちょっと前に話題となっていた本で気になっていた本。
ようやく読み終え、早速、久し振りに会った友人と議論しちゃったくらいのスゴ本でした。

構成は以下のとおり
第1章 いま、何が起きつつあるのか
第2章 「日本人メリット」で食える仕事の条件
第3章 各エリアの職業とその特徴
第4章 判定チャートー10年後、あなたの仕事はどうなるのか?
第5章 10年後の生き残りかた
第6章 10年後の「日本人の雇用」


職業を大きく以下の4つに分類した手法が抜群。
1 重力の世界
  ‐グローバルの最低給与水準に収斂されていく
  ‐平均賃金が日本の20分の1のインド人、中国人との勝負
  ‐低付加価値なブルーカラー職が多い
2 無国籍ジャングル
  ‐世界70億人と仁義なき戦い
  ‐超成果主義の世界
  ‐勝ち残れれば青天井
  ‐才能も運も必要
  ‐顧客と直接接点のない職種が多い
3 ジャパンプレミアム
  ‐日本人ならではの高いサービスマインド、職人気質、チームワーカースピリットを活かす
  ‐「同じ日本人」という信頼感を活用した対面サービス
  ‐営業マンや旅館の女将など
4 グローカル
  ‐日本人の強みを活かしつつ、高付加価値スキルで勝負
  ‐日本市場向けの高度専門職
  ‐高度な日本語と日本での人的ネットワークを活かす
  ‐「士」業など

漠然と考えていたことがクリアに整理されました。

こういうことだ。
今後、グローバル化が進めば進むほど、この「日本人メリット」の価値が再認識されるようになるのは確実だ。なぜなら、日本人メリットを活かせない仕事では、世界70億人のなかでの激烈な競争になっていくが、日本人メリットが活かせる仕事ならば、マックス1億人と、いきなり70倍も競争率が下がるからだ。日本人メリットを活かせる職に就くことで、ハングリー精神旺盛な新興国の人たちとの不毛な消耗戦、血みどろの戦いを避けられるのである。


目指すはココ。
私は、基本的には、グローカルへの進出を一番にお奨めしたい。グローカルエリアの職業は、日本人スキルを活かしつつも、スキルの差別化がしやすい知識集約型であるため、ポータブルスキルを伸ばしやすいメリットがある。「無国籍ジャングル」ほどに飛躍的にポータブルスキルを伸ばさなくとも十分に生き残れて稼いでいけるため、平均的な能力を持った日本人にとっては、好都合なエリアといえる。

グローカルは、日本市場だけでなく、日本人メリットを活かしながら海外へ進出する仕事も含まれる。

英語だけを意識していると「無国籍ジャングル」に意識が行きがちだけど、正直、日本人メリットを生かさなきゃ苦しいよね。「自分のアタマで考えて」、働く場/働き方を選ばなきゃいけない時代だってことがよ〜くわかるスゴ本でした。

posted by J at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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