2012年10月20日

☆☆☆☆ 「空白」井上雄彦著

スラムダンク・バカボンドの作者の井上氏の著書。
スラムダンクや他の作品の時と異なり、バカボンドでもがき苦しむ著者の言葉が書かれた1冊。

構成は以下のとおり
2012.3 Prologue
2010.4 変化の前兆
2010.10 バガボンド休載
2010.12 日々の暮らし
2011.4 宙ぶらりんの日々
2011.9 内圧を高める
2011.11 再開への助走
2012.3 バガボンド再開、そしてー
2012.4 Epilogue


このバランスは漫画ならでは
僕自身は、もちろん言葉も好きで大切だと思っています。自分のマンガの吹き出しの言葉はよくよく考えてますし、最後の最後で違う言い方に替えることもあります。ツイッターを続けていますが、パッと書いてパッとポストすることはあまりできません。よく考えますし、それはどんな自分の言葉であっても、文字となって残るものであるなら読み返して吟味したいですからね。しかしその一方で、「言葉なんてなくして絵だけで表現できたらどれだけいいだろう!」と思う自分もいるんです。

著者は、画力だけでなく、言葉のセンスも物凄くイイよね。

この描き方は面白い。
また、いつからか下書きの段階で井上はつねに裸の肉体から人間を描き始めるようになった。

身体の動きに対する著者のこだわりが感じられる。

本題とはズレるけど、一番、印象に残ったのが、本書で著者と坂本龍一氏の対談で、坂本氏が紹介していてたボサノバの巨匠 アントニオ・カルロス・ジョビンの長男のこの言葉。
「父は、どんな音楽も初めて弾くかのように弾いた」
毎日をこういうスタンスで過ごしたいね。



posted by J at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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