2012年12月09日

☆☆☆☆ 「創造力なき日本」村上隆著

あちこちの書評で取り上げられており、気になっていた本書。
以前、読んだ「芸術起業論」でも書かれていた「戦略」について、より深く書かれており、勉強になりました。

構成は以下のとおり
第1章 アート業界で生きていくということ
第2章 成功するための「修行(トレーニング)」と「仕事術(ワークスタイル)」
第3章 チャート式勝つための戦略の練り方
第4章 「正論の時代」における極論的人の育て方
第5章 「インダストリー」としてのアート業界
特別対談 村上隆×川上量生


冒頭のこのメッセージは強烈でした。
今の日本のクリエイティブシーンは確実に衰退しつつある。なぜか?僕の出した答えでは戦後刷り込まれた「ドリーム・カム・トゥルー」=「夢はいつか叶うもの」の方便の徹底が人を怠惰にしたと思ってます。
その方便を捨て、実直に働くことが、つまりはクリエイティブであるという基本に目覚めてほしい。

粘り強く、コツコツ、実直にやることの大切さはクリエイティブにも必要なのですね。普通のビジネスマンにとっては、より一層、大事なコトですね。

コレも当たり前。
相手の求めるものを提示するのはビジネスの基本です。
ご機嫌取りをして、へりくだっているように見えるかもしれませんが、その部分に疑問を挟むのではなく、それが当然の流儀と考えるのがビジネスであり現代美術です。

だけど、著者のカニエ・ウエストや、ルイ・ヴィトンに対するやり方は、「相手の求めるもの」を徹底して掘り下げており、参考になった。ココまでやるんだな。

マネジメント本として響く言葉が多く、非常に参考になる1冊でした。


posted by J at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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