2013年05月03日

☆☆☆☆☆「メイカーズ」クリス・アンダーソン著

久し振りの読書はスゴ本でした。
読んだのは、2012年10月に発売された「ロングテール」、「フリー」の著者 クリス・アンダーソンの新作。

構成は以下のとおり
第1部 革命
 発明革命
 新産業革命ーウェブ世代がリアルワールドに目を向けるとき。
 未来の歴史ーマンチェスターとイギリスの家内工業に起きたことは世界を変えた。それはふたたび世界を変えるだろう。
 僕らはみんなデザイナーーだれでも上手にデザインできる時代がやってきた。
 モノのロングテールー大量生産品に飽きて自分だけのものが欲しくなったら?)
第2部 未来
 変革のツールー3Dプリンタは、なんでも生み出す魔法の杖になる。
 オープンハードウェアー顧客が製品開発を手伝った上にお金まで払ってくれる?そう、ビットを与えれば、アトムが売れる。
 巨大産業を作り替えるー自動車産業は、製造業の中の製造業。もしこの巨大産業を変えることができるなら、なんだって変えられる。
 オープンオーガニゼーションーもの作りの革新は会社組織の革新から
 メイカーズの資金調達ー製造の終わりと販売の始まりの境界線はどこにあるのだろう?メイカー市場には、境界など存在しない。 ほか
エピローグ 製造業の未来ー西側先進国は復活できる。
付録 二一世紀の工房ーさあ、メイカーへの第一歩を踏み出そう。


テスラ、スクエア等々、様々な事例を読むことで、ウェブ(ビット)のイノベーションが、リアル(アトム)の世界へいよいよ本格的にやってくる時代なんだなってのが、よくわかる1冊。

特に、締めのこの言葉が響きました。
ゼネラルモーターズやゼネラル・エレクトリックが消えてなくなるわけではない。ウェブが普及してもAT&TやBTがなくならなかったのと同じことだ。「ロングテール」が示すように、新しい時代とは、大ヒット作(ブロックバスター)がなくなる時代ではなく、大ヒット作による独占が終わる時代なのだ。もの作りにも同じことがいえる。ただ「より多く」なるというだけなのだ。より多くの人が、より多くの場所で、より多くの小さなニッチに注目し、より多くのイノベーションを起こす。そんな新製品-目の肥えた消費者のために数千個単位で作られるニッチな商品-は、集合として工業経済を根本から変える。五〇万人の従業員が大量生産品を製造するフォックスコン一社につき、ほんの少量のニッチ商品を製造する新しい企業が数千社は生まれるだろう。そうした企業の総和が、もの作りの世界を再形成することになるはずだ。
ようこそ、モノのロングテールへ。


悪くない時代。楽しみだね。

posted by J at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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