2012年08月12日

☆☆☆  「郊外はこれからどうなる?」三浦展著

三浦展氏が書いた郊外論の入門書的な本。

構成は以下のとおり
第1章 第四山の手論
第2章 東京は増加する人口を吸収してきた
第3章 山の手の条件
第4章 郊外の文化論
第5章 郊外の歴史と問題
第6章 郊外の未来


私、生まれも育ちも東京郊外なので、興味深く読み進めることができました。
特に、この山の手が広がるという考え方は面白いね。
山の手が移動し、拡大するという現象は、当然、交通手段の発達と深く関連しています。第一山の手時代は、移動手段は徒歩が中心でした。鴎外も漱石も東大に行くときには歩いていったわけです。あとはせいぜい人力車でしょう。第二山の手時代は、路面電車やバスに乗って山の手から下町に出かけます。第三山の手時代は、中央線はもちろん、東急、小田急、京王などの電車とともに発達しました。さらに第四山の手になるのマイカ―が加わりました。


広がった山の手が、今後、どうなるのか??
本書の後半に描かれた素敵な発展につながっていくとおもしろい。

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2011年10月11日

☆☆☆  「鉄道完全解明」週刊東洋経済 臨時増刊

引き続き、鉄道関連本。同じ雑誌でも、こちらは経済誌の東洋経済だけに、内容こってり。

構成はこんな感じ
Part01 鉄道はモノづくりの塊!
Part02 世界の鉄道戦争
Part03 鉄道ニッポン最前線
Part04 鉄道復興!
Part05 さらに広がる鉄道の世界


Part1,2は読みごたえ十分の内容だった。
どの関連メーカーも海外を視野に入れてるんだね。
NYの地下鉄までも受注してたとは・・・。

使えそうなデータもあったし、「This is JR」と一緒に会社に常備しておこう。

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2011年10月10日

☆☆☆  「This is JR」週刊ダイヤモンド 臨時増刊

「交通営業」に配属されたので、JR関連のことは一通りおさえておきたいと本書を入手。
特定の業界について、ざっくり知りたいのなら、この手の雑誌がイチバンだと思ってます。

これまで、あんまり興味・関心がなかった「電車」の世界だけど、こうして触れて見ると確かに面白い。
嫌々、情報を仕込むのではなく、せっかくなら楽しみたい。
今後も、積極的にアンテナを張っていこう。

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2011年03月12日

☆☆☆☆☆「「情報想像」の技術」三浦展著

著者の本は、読むたびに新たな視点が得られるので、出来るだけ読むようにしています。
これまで、「シンプル族の反乱」「無印ニッポン」「貧困肥満」「アラフォー」「吉祥寺スタイル」を読んでますが、どれも良かった。

本書は、著者の仕事の仕方を書いた本。
構成は、以下のとおり。
序.情報創造力がないと生き残れない。
第1章 情報創造はなぜ必要か?
第2章 情報創造の方法
第3章 情報創造の収集と整理
第4章 情報創造の整理



響いたのは、以下の文章
誰からも誤解されない、批判されないということはありえないということなんですね。誤解や批判を恐れていては何も創造できないということです。これはビジネスのシーンでも言えることでしょう。

最近、よーやっとわかりかけてきたのがコレ。やりきっちゃう強い意思が必要なんだ。

私はアンテナよりも情報を可視化する装置の方が大切だと思っています。テレビでも、電波をアンテナでキャッチしただけでは意味がありませんよね。受信した電波を音声や画像に変換する装置がなければ意味がない。

コレは、最近のテーマだな。キャッチした情報をどう処理するか。

パーティは狭い意味では仕事ではありませんが、広い意味では仕事です。こういう広い意味での仕事をたくさんしないと情報創造力が向上しないのではないかと思います。
そういう意味では、ワーク・ライフ・バランスをあまりにも大切にする人は向かない。残業しない人が向いていないという意味ではありません。残業は一切しなくていいのです。問題は、自分の個人的な関心と仕事上の関心をあまりにも分けすぎるのは情報創造にとっては得策ではないということです。

日々、SNSやTwitterで、業界情報等を追っているのが、僕にとっての広い意味の仕事。この範囲ももっと広げていきたいと思っている。

重要なのは、アンテナを張り巡らすことではなくて、アンテナに引っかかった情報をもとに実際に行動をするかどうかじゃないでしょうか。

意識はしてるが、まだまだ重いな。もっとフットワークを良くしなきゃいけない。

アンテナはそこそこ上手く立てることが出来ていると思うが、アクションにつながっているかというと・・・、まだまだ足りない。もっと積極的に動かなきゃいけないな。

「情報創造」の技術

「情報創造」の技術
著者:三浦展
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2010年03月09日

☆☆☆  「「嫌消費」世代の研究」松田久一著

三浦展氏の「無印ニッポン」「シンプル族の反乱」に引き続き、この現象について、様々なデータや調査結果をもとに、この世代をいろんな角度から分析した本書を斜め読みしてみました。草食男子なんて言葉があるけど、消費においては「嫌消費」って言葉がしっくり来ますね。

本書の構成は以下のとおり
1.嫌消費の時代
2.嫌消費世代の登場とプロフィール
3.嫌消費の要因は世代特性か、低収入か
4.世代論はどこまで有効か
5.嫌消費世代のマインドと市場攻略
6.未来の消費社会


結論は・・・
「若者が消費しない理由は、彼らが消費嫌いだから」である。しかし、この消費への態度は、10代〜20代の若者全般にいつもみられるのではなく、1980年代近辺に生まれた「バブル後世代」固有の問題である。したがって、この年代を攻めるには、この世代への固有の対応が必要である。
他方で、消費嫌いは特定世代の問題ながら、この傾向は日本の他のすべての世代の消費トレンドになる可能性をもっている。大変な消費好きというイメージをもたれるアメリカ人にさえ、2008年のリーマン・ショック以後では、日本人の嫌消費や節約は「クール」であるという感覚が広がっている。

ビジネスマンとしては、難しい時代になったなぁ〜と思いつつ、自分も生活人としては、この感覚を共有している。

さて、どないしよう?無印プラス作戦なんだろうなぁ?



タグ:松田久一
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2010年01月19日

☆☆☆☆☆「シンプル族の反乱」三浦展著

堤清二との共著「無印ニッポン」を読んで著者が気になって、本書を読んでみました。
読んで良かった。スゴ本でした。
自分を含む団塊Jr.の消費志向をデータと併せて分析・解説した内容はどれも肌感覚と合うものばかり。

本書の構成は以下のとおり
1.シンプル族とは何か
2.シンプル族の価値観とライフスタイル
3.シンプル族の衣食住遊
結.シンプル族がつくる社会


特に響いたのは
シンプル志向には世代差と階層差がある

という視点。若い世代ほどシンプル志向が強いというのは感覚値としてわかってはいたけど、そこに階層を加えて分析すると・・・。

また、商品企画の視点からは
無印良品やユニクロに何かをプラスできないか

という視点が刺さった。ボーズの「ウェーブミュージックシステム」やモレスキンの手帳が事例として紹介されてるんだけど、ボーズは現在、購入を検討中だし、モレスキンは昨年、使ってた手帳。僕、きれいにはまってるんだな・・・。

消費者としての、シンプル族濃度を自覚すると共に、今後の自分が関わるビジネスを考えるうえで、「シンプル族」というキーワードは外せないと思った。手強いけどね・・・。

本書が良かったので、著者の他の本も読んでみよう。




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2009年10月27日

☆☆☆  「こころを動かすマーケティング」魚谷雅彦著

本書は2009年8月に出版された本。
日本コカコーラの会長の魚谷氏のキャリアへの興味と、日本コカコーラ社を知っておきたかったので、読んでみました。


構成は以下のとおり
序.予想もしなかった日本コカ・コーラへの入社
1.コカ・コーラのマーケティングシステム
2.原点は人に喜んでもらうこと
3.顧客は見えているか
4.現場に足を運んでいるか
5.飛び抜けた商品を提供できているか
6.最後までやり抜いているか
7.人の心を動かしているか
8.関係者を巻き込んでいるか
9.常識にチャレンジできるか
終.マーケティングとは経営そのものである


まずは、この事実を再認識し、驚いた。
日本コカ・コーラの製品を買ってくださっているお客さまは、実に一日に約5000万人にもなります、自動販売機で買っていただいている方が約2000万人、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのお店でご購入いただいている方が約1600万人、そして、マクドナルドなどのフードサービスやレストランなどで飲んでいただいている方が約900万人、その他、さまざまな消費形態を加えて合計で5000万人という数字です。
日本の人口が約1億2000万人ですから、この数字がどれほどすごいことなのかは、一般消費財のビジネスに関わっている方にはよくおわかりいただけると思います。


マーケティングというと、裏付けとなるデータ重視とも思えるが、時には、こういう勢いも必要なのですね。
爽健美茶では三日間の現場の調査データしか取らなかった。二人の若いマーケターは、数十人にしか話を聞いていません。でも、確信を持てたなら、もう下手にマーケティング調査など、する必要はありません。絶対に成功する。成功させると確信を持って、突き進むべきなのです。


この言葉は、現在の僕の課題にたぶった。
ブランドマネジャーになっても、成功している人は“上から目線”には決してなりません。一緒に腕まくりして頑張っている、という空気をつくるのがうまい。一つのプロジェクトの目的を完遂するための、あくまでコーディネーターになる。車で言えば、車軸になる。リーダーではないけれど、なくてはならない存在になる。そしてここで重要なのが、人を巻き込み、動かしていくということです。

つい自分でやっちゃった方が早いし、ラクだからやっちゃいがちだけど、それじゃあ組織は動かない。根気よくやるしかないと、最近、肌身で感じております。

また、日本コカ・コーラとボトラーの関係は、興味深い。一見、足かせにも思えるが、やり方次第では、心強いパートナーにもなる。
代理店制度が多い他の業界でも参考になるかも。

他業界の本からヒントを得るという話をチラホラ見かけますが、本書を読んでなるほどな、と思いました。自分の業界に置き換えると・・・
意外に他業界でも即効性のある本かも?お勧めです。




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2008年10月08日

「彼女があのテレビを買ったワケ」木田理恵著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

以前、女性向けサービスの企画の仕事をしていた際に叩き込まれた「教え」の復習の為に読んでみました。
初めに「教え」を受けた衝撃が、本書を読んでて蘇りました。

独身の頃も漠然とは感じていたのですが、結婚して再認識したのが男と女は違う生き物であるということ。この点について、「 話を聞かない男、地図が読めない女」にも、書かれておりましたが、本書の方がより実践的です。

特に、タイトルにある「彼女があのテレビを買ったワケ」のエピソードは、非常に具体的で「確かに男女で購買理由が異なるな!」と納得感たっぷりです。

本書の構成は以下のとおり
1.男女の買物行動
2.モノが売れない時代
3.女ゴコロをつかむ8つのキーワード
4.女ゴコロをつかんだ注目商品
5.五感
6.企業の女性視点マーケティング



女性向けの商品・サービスを企画されている男性は、必読のスゴ本です。

でも、本当は、女性がメインのチームがあり、周囲の男性が本書を読んで、女性の感性を理解するってのが、理想的なんだろうな。

無理にわかったフリをするのではなく、わからないことを前提に、理解するよう努める姿勢で読むことをお勧めします。

本書で紹介されてた100%ChocolateCafe.、行きたいな。

チョコといえば、「病気にならない生き方」新谷弘実著を実践してるせいか、昨日から、どうも仕事に集中できずにいたので、今朝、チョコを食べて、コーヒー飲んだらす〜っと集中出来ました。チョコ&コーヒーHACKS!だな。
昔から勉強時には、チョコが手放せないんだよね。チョコ&コーヒーHacks!は、うまく活用していかなきゃダメかもな・・。



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2008年09月21日

「ドアラのひみつ」ドアラ著

お勧め度晴れ

今日、機会があり、軽バンのマニュアル車を運転しました。
10年近くマニュアルに乗ってなかったんだけど、覚えてるもんですねぇ〜。坂道発進とか、エンジンブレーキとか、楽しめたなぁ〜。
子供が巣立ったら、マニュアルのロードスターだな。

中日ドランゴンズのマスコットが人気だ、というのをどこかで読んで気になってたので、読んでみました。

何が流行るか、わからんもんだなぁ〜。
狙って当てたというより、あきらめてどうしようか迷ってたら、本人がやるだけやってて、それが当たったという感じがした。




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2008年08月21日

「コトラーのマーケティング・マネジメント -ミレニアム版-」フィリップ・コトラー著

お勧め度晴れ晴れ

ずいぶん前に斜め上(現在の真上)から勧められて、ノロノロと読み進めてたんだけど、何せ分厚いので、電車で読むことも出来ず、苦戦しておりました。百科事典より分厚いのです。

この夏休みに、帰省先の大阪にも持って帰り、深夜ひたすら読んでも読み終わらず、本日、よ〜やく読み終えました。

読み終えたことで、ちょっと自信がついたな。
今後は職場の机上に置いておき、実践の場で使いこなしていくつもりです。

値段もそこそこしますが、内容の濃さ・量を考えるとお買い得じゃないでしょうか?法律の専門書もこれくらいするしね。




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2008年07月20日

「バズ・マーケティング」マーク・ヒューズ著

お勧め度晴れ晴れ

バランスボールでグラグラしながらTVを観てたら、酔った・・・。
気持ち悪いです・・。

本書は、これまでも何冊か読んだ口コミ(バズ)本。

本書の構成は以下のとおり
1.マーケティングの再起を賭ける
2.地図に載った企業名―究極のバズ・マーケティング・モデル
3.第一の秘訣 バズの六つのボタンを押す
4.第二の秘訣 マスコミの注目を集める
5.第三の秘訣 確実に注目を集める広告を打つ
6.第四の秘訣 誰も成しえなかったことに挑戦する
7.第五の秘訣 独創性を見出す
8.第六の秘訣 製品をきちんと管理する
9.ミラー・ライト―時代に先んじた成功ブランド
10.アップルのマック・アタック―「1984コマーシャル」の成功秘話
11.クリアプレイ―法廷、物議、大衆の声
12.コーラ戦争―「ペプシ・チャレンジ」の真相
13.マスタングのバズ神話―独創性で一人勝ち
14.超人気番組『アメリカン・アイドル』―視聴者を巻き込んだバズの渦
15.ブリトニー・スピアーズ―緻密な計算による大ヒット・エンタテイナー
16.個人起業家のバズ戦略―グリーンフィールド氏の場合


この分野の本も、ずいぶん固め読みが進んできました。
本書は、以下の整理の視点が良かった。

強力なバズを生み出すための不可欠な基本要素
 第一の秘訣 バズの六つのボタンを押す
  1)タブー
  2)一風変わったこと
  3)突飛なこと
  4)おもしろおかしいこと
  5)ずば抜けていること
  6)秘密(守られているものも、暴かれているものも)
 第二の秘訣 マスコミの注目を集める
  頻繁に書かれる記事
   ・ ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
   ・ 一風変わった、または突飛な話題
   ・ 物議をかもす話題
   ・ 有名人の話題
   ・ マスコミですでにホットな話題
 第三の秘訣 確実に注目を集める広告を打つ
 第四の秘訣 誰も成しえなかったことに挑戦する
 第五の秘訣 独創性を見出す
  独創性を見出すための7つの原則
  1)勇気を出して、まずは自分が独創的になる
  2)戦略を捨てて、問題を明確にする
  3)あなたの消費者を直接知る
  4)バットを振り続ける
  5)競争をしかける
 第六の秘訣 製品をきちんと管理する


実際に担当した場合には、再読したい教科書的な本ですね。


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2008年07月05日

「ウェブ新時代の「口コミ」戦略」小池晋一著

お勧め度晴れ

最近、バリカンを買い換えようと思ってます。ひげトリマー付きってのがあるらしいのです。
その機能をネットで知ったので、もうちょっとネットで評判等を確認してから、現物を見て、買おうと思ってます。

自分の買い方を振り返ってみて、ネットによる口コミが自然に自分に浸透していることを実感。妻も母も同じような買い方してるもんなぁ。

そんなんで、口コミの構造、企業サイトの役割を整理してみたくて、本書を読んでみました。

構成は以下のとおり
1.パラダイムシフトはなぜ起きるのか
 1)消費者の購買行動が変わった!
 2)消費者がビジネスモデルを進化させる
 3)ナンバー1に向けた覇権争い
2.口コミの形成が勝敗の分かれ目
3.ニーズに応えオンリーワン商品をつくる
4.カスタマー・エクスペリエンスを提供する
5.集合知が成功の切り札
6.従業員のモチベーションが企業の根幹を変える
7.21世紀の経営スタイルは「共進化」


覚えておこうと思ったのは、以下の点

企業におけるWebサイトの基本構造
1.情報提供サービス
2.ショッピングサービス
3.コミュニティサービス

AISASでいうSASと1,2,3が対応しています。

企業がブログを使って消費者との距離を縮める試み
1.企業が自らブログを始めるタイプ
2.消費者からモニターを募集し、そのモニターがブログを開設するタイプ
3.企業が商品PRをせずに、スポンサー的な立場でコミュニティ形成を支援するタイプ


さて、今日は、息子の幼稚園のイベントです。
最近、幼稚園に行くのが楽しみになってきました。ヒゲ坊主なので、不審者に見られないような格好で行かねばな。

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2008年04月21日

「「感性」のマーケティング」小阪裕司著

お勧め度晴れ晴れ

「そうそう、これが欲しかった」小阪裕司著がよかったので、本書も読んでみました。

構成は以下のとおり
1.「感性」を扱うマーケティングとは
2.「感性フレーム」で見えてくる新たな世界
3.感性でビジネスを組み立てるためのモジュール3+1
4.「感性」のビジネス活動を左右する6つのインパクト
5.今、結果を出していくための3つの重要な取り組み
6.これからのビジネスパーソン個々人に必要なことは


基本的には、「そうそう、これが欲しかった」と内容が同一ですので、両方読む必要はないかも・・。
ただ、読み手である私の側が進化?したのか、響いた点が以下のように、「そうそう・・」とは、ちょっと異なってました。

これから企業が提供していくサービスは、お客さんが困っているものを解決するだけではなく、困っていないもの、というか、あなたから働けかけるまではお客さんが欲しいとも必要だとも思ったことがないものを、マスターとして教えることだ。

別に、ウォークマンで十分だったわけですもんね・・・、i-podが出るまでは・・・。

お客さんが最初その価値がわかってなかったり、気がついていなかったとしても、「それはあなたにとって価値のあるものなんだよ」ということを表現して人々に広めていく力、この力を持ち、高めていく必要がある。

ここ、弱いんだよなぁ〜。

お客さんは、説得されるのではなく、自ら共感するのだ。そして行動する。つまり商品を買ったり、サービスを利用したりする。これが共感に基づく消費行動であり、まさに顧客との関わり方は、説得・交渉から共感をいかに生みだすかということに変わってきたのである。
i-podの持つ価値観に共感する、という感覚は、確かにありますね。

顧客が企業や商品を能動的に選択するときの基準は、どういうものになるのだろう。
関係性ー思いっきり噛み砕いて言うならば、「誰から買うと嬉しいか」ということだ。

最近、肉屋のおばちゃんとの会話が楽しみってのは、この関係性があるからですね。

ってな感じです。「必要だから買う」という時代ではなくなってますので、感性工学の考え方、これから増々重要になってくるなぁと再認識しました。




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2008年04月14日

「ブログ・オン・ビジネス」シックス・アパート株式会社編

お勧め度晴れ晴れ

j2.0を目指す!なんて言って、iGoogleを始め、RSSリーダーで良質な情報を浴び、そして本ブログを開始してから、もうすぐ半年。
ようやく、ブログのもつ力というのを肌感覚で理解できるようになってました。この経験をビジネスに活かすには?という視点で本書を読んでみました。

構成は以下のとおり
1.企業のブログを「おもしろく」するには?
2.プランナーに学ぶ企業ブログのつくりかた
3.成功企業のケーススタディ
4.プログことはじめ
5.すぐ使えるブログ事例100社カタログ


ブログが成功する条件
1.書き手が基本的に1人であること
2.更新頻度が頻繁であること
3.飾らずに率直に書くこと
4.想定読者が喜びそうな雑談を入れ、書き手のキャラクターを垣間見
せること

ブログ・マーケティング5つの分野
1.広報・IR → 社長ブログ
2.マーケティング
3.電子商取引
4.セールス・CRM
5.イントラネット


ブログ・マーケティングの3つのフェーズ
1.企業のメッセージを効果的に発信する
2.より効率的な双方向コミュニケーションを、企業と顧客、顧客と顧客の間で実現する
3.企業に存在するさまざまな情報を、一般の人がブログを通じて自由に利用できる仕組みを整える


これらの整理は、仕事に直結するですな。

また、J−WAVEの事例で述べていたトラックバックとRSSの以下の整理がわかりやすかったです。
トラックバック:口コミのようにユーザーがつながっていく
RSS;登録者にほぼリアルタイムで情報を告知できる。

4.プログことはじめ
ここの記述は、ブログの短い歴史をさらっと説明してくれており、良かったです。ブログって漠然とした概念なのですね。「簡単にホームページを更新できるツールの総称」なのですね。

また、ブログをコンテンツ管理システム(CMS)として活用するという考え方は知らなかったので、勉強になりました。

以下、本書で紹介されていた事例です。しばらく、これらのブログで勉強するです。
ビジネスブログ
 → ものスゴく整理されたサイトです。お勧め!
TIDAブログ
 → クルマならではですな。

仕事でブログを活用しようと思っている人は必読ではないでしょうか?
本書も差がつく一冊だと思います。

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2008年04月11日

「そうそう、これが欲しかった」小阪裕司著

お勧め度晴れ晴れ

半期のレビューを受けていて、ふと、気付きました。
私、法務/知財から企画/戦略系に職種変更して、ちょうど1年になりました。社内外で人に恵まれ、非常に充実し、成長出来たことを実感しております。

ならし運転を終え、まだ危ういところもありますが、勝手もわかってきたので、ガンガン飛ばしていきたいな、なんて頃ですね。
免許とってしばらく経った頃が、事故るっていう、ちょうどその頃。

でも、基本的にはぐぐっとアクセル踏むぞ!ブレーキは・・・、上司にまかせちゃう!!?

と、グタグタ書いてるのは、今日、本書が良くって、書きたい事が多く、ふんぎりが付かないからです・・・、よしっ、書くぞ!

著者は、こんな人

構成は、以下のとおり
1.ビジネスを危機に陥れる三つの忘れられた課題
2.価値を生む三つのパターンと実践フレームワーク
3.感性消費行動のデザインが売上げを創る
4.高収益の基盤を築く関係性のマネジメント
5.感性ナレッジのマネジメントが企業を強くする
6.いかに社内を巻き込んでいくか


大きく、1から5までと、6を分けて書いて行きます。



まずは、1から5まで

本書で、「感性工学」というジャンルがあることを初めて知りました。
著者が代表を勤める研究所のWebによると、感性工学とは、人間の感性という曖昧模糊としたものを、学問的に解明していく取り組みなのだそうです。
ググってみたら、マツダのロードスターなんかが、コレを使って作られているようです。

感性価値創造とは、この作り手からすべての売り手の領域、いわばサプライチェーン全体での課題なのである。
開発・製造だけじゃなくて、買い手に届くまで、意識し続けなければならないのですな。

感性価値の使い方について、本書の内容を以下のようにまとめてみました。

感性価値が生まれるパターン
1)「伝達」
2)「増幅」
3)「転換」

感性価値創造マーケティングの3要素として
1.感性消費行動のデザイン
 →「買う」までの一連の行動を想定し、働きかけること
   1)お客さんにしてもらいたい行動を分解し
   2)それに具体的な「動機付け策」をプロットし
      動機付け策:意味訴求/感覚訴求
            最適なツールで
            わかりやすく
2.関係性のマネジメント
 →DM等による顧客との関係性の構築
  人間的なコミュニケーション
  広報活動
3.感性ナレッジのマネジメント
   →お客さんの感性に対する知識のマネジメント

事例として、以下の事例を散りばめてるのですが、コレが良いのです。
・ 4年間で5倍以上の売り上げを達成した、「うんちどっさり」のコピーを使った「ウィズワン
・ 高級おにぎり店 「十石」 ← 今度、上司連れていこうかな
・ 生協の白石さん

このプロセス、自分のからんでる仕事で試してみたいですな。

で、これらをやる上で、難しいのが社内調整。
これについては、6で触れているのですが、コレが良いのです。

まず、前提として
そもそも、変革を推進しようと考える人たちは、革新者的な素質を持っている。つまり革新的なことが好きで、この取り組みは素晴らしいと考えている。そのため周りとのギャップも大きくなり、「どうしてみんなは、自分たちのように燃えてくれないんだろう?」と考えがちなのだ。
かくいう私も、ことビジネスのことにかけてはそうだ。だからこそ、昔はこのことでよく悩んだものである。
変革のメカニズムの研究のなかには、革新者の数はグループ全体の約2.5%という理論もある。この数値を使うと、社員100人の会社で2、3人ということになる。「そもそも変革者の数は少ないものだ」と理解しておくことが大事なのである。

コレです、コレ!!「ったく!!」と怒っても何も始まらないわけです。では、どうすれば良いか?

あるとき「保守的なのが当たり前ではないか」ということに気づくと、次第に、「みんな理解はできているんだ」と思うようになった。そしてそれは実際にそうなのである。
ところが、理解したからといって、行動してくれるとは限らない。理解と行動の間には、ものすごく大きな壁があることもまた見えてきたのである。・・・
理解と行動の間にはギャップがある。しかしこのギャップが解消され、理解が行動に変わる瞬間はやってくる。
それは、企業全体の2割の人が変革を受け入れた時点だ。
逆に言えば、この瞬間が訪れるまでは、なかなか理解を行動に変えることはできない。
だからこそ、粘り強さが大事なのだ。
ただし、ただ待っていればよいわけではない。

どうです???私は、ここまでは、理解出来ていたつもりです。
でも、ここから先、どうして良いかわからなかった・・・。

著者は、以下の5つで、巻き込みを促進するとしております。
1.「以前よりもよい」と納得できること
2.以前のやり方と似ていること
3.簡単に理解できること
4.簡単に試すことができること
5.成果が目に見えること

そして、変革リーダーがとるべき行動として
1.革新者に立ち上がってもらうこと
2.推進チームの活動を、公式と非公式の中間「やや公式」な形で行うこと
3.キーパーソンを探し、巻き込み活動に力を貸してもらうこと
   注意点:キーパーソンを熱くさせすぎないこと
     理由 あくまで多数派にいてもらった方が良いから
4.「熱くなることは逆効果」と自覚する
5.楽しそうに推進する。
   → 人の感性は楽しいものを求めるので、活動に参加する人が増える

最近、4.には、気をつけてます。5.は天然でやってるし、2.3.が難しいな・・・。意識しよう!


ってな感じです。いかがです?スゴいっしょっ?
非常に現場で使える本だと思います。全てのビジネスマンにお勧めの1冊です。
    
4.



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バ部の真相

バ部の公式サイトを発見しました。

部員の心得
* バブルトリックに終わりはない!常に磨きをかけろ!
* 一度噛んだガムは宝。大切に練習に使うべし!
* 練習後、必ず歯を磨くべし!
* 毎日たゆむことなく、フーセンを膨らませろ!
* マーライオンには気をつけろ!
* 食べ終わったら、きちんと紙に包んで捨てるべし!
* 壁やテーブルや人にガムをつけるべからず!
* ガムは噛んでも飲み込むな!
* バブリシャスに足を向けて寝るべからず!
* 6月1日は、ガムの日!偉大なるフーセンガムに、感謝!


他にも部則や会員証等、充実しております。

う〜ん、コレは上手いな・・。ガム噛みたくなってきた。
ナイスバブル!!勉強になりました。
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2008年03月19日

「金融マーケティングとは何か」広瀬康令著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

行きの通勤電車で一気読み。仕事に直結する本だったこともあり、とにかくブログにまとめて、ウズウズしながら読みました。
この本を読んだ人と読まない人で差がつくのでは?ぐらい仕事に直結する本だと思います。
というわけで、ちと長くなりますが、書きます。


著者は、以下のキャリアをもつ、金融マーケティングのスペシャリスト
1.外資系の銀行(シティバンク)
2.投資信託会社(フェデリティ投信)
3.保険会社(チューリッヒ)
いずれも、立て直しやアーリーステージってんだから、苦労も並大抵ではないです。

そんな著者が、自身のキャリアに沿って、具体的な体験を交え「金融マーケティング」について書いたのが本書。

構成は以下の通り
1.アイデアが勝負を分ける
2.どうやって売り込むのか
3.顧客の信頼を勝ち取る
4.これからを考える


以下、いつものように、響いた点を列挙します。


シティバンクのイメージ広告を「美しいコミュニケーション」としたうえで、
これだ、という商品が確立していない中で美しいコミュニケーションをしても、まったく意味がないのだ

まずは、「これがシティバンクだ」という魅力的な商品、差別化できるポイントとなる商品を確立してからこそ、そうした美しいコミュニケーションは有効になるのである。逆のアプローチは、とてつもなく難しい、ということなのだ。

企業名やサービスが知られていないから、まずはイメージ広告で名前を・・、というのは間違ってるわけですな。

また、使うメディアも、新聞(日経or朝日)、夕刊タブロイド紙、広告、折り込みチラシ、ラジオ等々あるなかで
どんなメディアが効果を生むのか、今使ってるメディアが妥当なのか。私はそこから考えてみることにしたのである。


今でも夕刊タブロイド紙をうまく活用している金融機関はほとんどないのではないか。あれほどまでにサラリーマンに支持されているメディアを活用しない手はない。しかも、頭が柔らかいときに読んでもらえるのである。
決めつけることなく、先入観なく、メディアを選ばなならんです。

そして、その効果に対しても
新聞広告にしても、折り込み広告にしても、あてずっぽうや感覚だけで作っていたら意味はない。それが本当に正しい表現になっているのか、ターゲットに届く表現になっているのか、効果を測定し、精査する必要がある。それが、高いレスポンスと、コストパフォーマンスを生むマーケティングにつながっていくのである。その意味では、イメージ広告など、まったく意味がないと私は考えている。


また、コスト意識については、以下のように述べてます。
いくらレスポンスが上がっても、コスト割れをしていては、企業としてはまったく意味がない。


そして、意外な事実が・・・
要するに、24時間ATMにしようとしてシティバンクは動いたのではなく、コストの安い方法が24時間ATM稼働だったのであり、技術的にもそちらの方がわかりやすかったのだ。
コスト的にメリットがあったのは、あくまでシティバンクに限っての話なのだ

なのに、他の銀行は追従しちゃって、コスト高になってしまうのですな。

また、シティバンクのユーザーは、
いわゆる日常的な決済口座にしている人が当時は、非常に少なかったのである。したがって、預金を下ろす人そのものが少ないのだ。手数料を無料化しても、銀行にはほとんど影響がないことがわかったのである。

リレーションシップの深さでサービスの内容を変えていくリレーションシッププライシングも、その実行は金融界では大きな話題になった。たしかにシティバンクのATMは常に無料で、ある一定以上のお金を預ければ他行のATMも無料だが、預金が当時30万円を下回ると口座維持手数料がかかってしまうというものである。
だが、実はこれもコストに起因した理由のほうが大きかった。

これもです!弱みを強みに変える。これが戦略なわけですな。


以下のように、基本にかえる姿勢も共感しました。
金融はサービス業である、ということだ。シティバンクは、私が入社した頃から明らかにそれを認識していた。だから、そのための取り組みを進めていた。いかに早く業務を処理出来るか。いかに丁寧にお客さまに接することができるか。わかりやすく金融商品を解説出来るか。心地よく過ごしていただくための環境を作ることができるか・・・・。

1人だけでは、組織は動かず
何よりも重要なのは、まずは意欲の高さと意識の統一なのだ。

うんうん。


当時はまだ、銀行での窓販は解禁されていないために、銀行は窓口で投信を販売できない。しかし、支店内の一部をフィデリティ投信が間借りして販売することは特に問題ではない。

法律のノウハウを生かしたこの工夫!私、こういうのやりたいですな。


複雑な金融商品を扱うが故に
啓蒙もエデュケーションもずっと行わなければならないのだ。それは、金融関係者の宿命といえるものではないか、と。とにかくやり続ける。
複雑なサービスを提供する場合には、この視点、忘れてはなりませんな。著者は、高級さを保ったまま漫画やインタビューにて、わかりやすくこれを行っております。そして、現在、著者が啓蒙ツールとして興味をもっているのが、「ゲーム機」・・・。


ホールセールだから、リテールは関係がない、というのは大きな間違いである。投信会社にしても、先々はリテールがつながっていくのである。その発想がなければ、ホールセールの会社は生き残ってはいけないだろうと感じた。あくまでリテールを視野に入れたビジネススキーム、戦略、プレゼンテーションなどが求められてくるということである。
ユーザー、見えてますか??代理店経由だと、案外、見えないものです。

そういう意味で、ウエルカムキット、フライヤー、エデュケーションブックというように
要するに、お客様の状況ごとに、あるいはチャネルごとにツールを分けたのだ。まずは、全体のコミュニケーションやスキームを整理し、作り直し、そしてそれに応じた印刷物を用意していったのである。

ユーザーをみるとは、こういうことを言うのですな。


まとめると、こんな感じかな
金融業はサービス業という基本の下、
1.広告は、使うメディアを柔軟に、費用対効果を強く意識
2.弱みを強みに変える戦略
3.ユーザーを常に意識
  複雑な商品・サービスならば、教育/啓蒙は不可欠

う〜ん、いろいろ思うとこが出てきました。忘れないうちにメモしとこう!

金融だけでなく、ちょっと小難しいサービス業にかかわる人にお勧めの1冊です。差がつく1冊ですな。

posted by J at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月26日

「ロングテール」クリス・アンダーソン著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

がぁ〜ん・・・。仕事で使うテーマということもあり、頭の整理も兼ね、すっげ〜、リキ入れて書いたのに(所要時間1時間)、最後に保存せずに、消してしまった・・・・。

修行だと思って、もう1回書きます。(でも、さすがにノイズを繰り返すのはアホらしく、ノイズは抜きます・・。)

「ロングテールの反対側、何って呼ぶんだ」(答え:ヘッド)なんて、社内の会話をきっかけに読み始めました。

著者は、「ロングテール」という言葉を2004年に初めて使い始めた「ワイアード誌」の編集長。もの凄い勢いで広まった言葉なんですな・・。

本書の構成は以下のとおり
1.ロングテール
2.ヒットの興亡
3.ロングテール小史
4.ロンツテールの三つの追い風
5.新たなる生産者たち
6.新しい市場
7.新たな流行発信者
8.ロングテール経済
9.短いヘッドの世界
10.何でも手に入る時代
11.ニッチ文化とは
12.無数のスクリーン
13.エンタテイメント以外のロングテール
14.ロングテールの法則


4.のコストを下げる3つの追い風
「つくる。:生産手段の民主化」が5.で
「世に送り出す:流通手段の民主化」が6.で
「見つける手助けをする:需要と供給の一致」が7.ですな。

6.で.ちょくちょく見かける「アリゲータ(=集積者)」という概念が出て来ます。

7.で強く共感し、深く理解出来たのが、以下の点
ロングテールは品質において最高から最悪までの広いダイナミックレンジをもつという言い方もできる。
いっぽう普通の店舗品質は比較的狭いダイナミックレンジで、だいたい普通から良までだ。

だから、後に述べるように、ロングテールの存在が許される東京にはジャズ喫茶があり、美味いラーメン屋があるわけです。

8.では、ヘッドの部分は利益が薄く、ロングテールは利益が厚いと述べた後、
ロングテール市場では80対20の法則が次のように変貌をとげる。
1.ずっと数多くの商品を提供できる。
2.商品を見つけるのが容易なので、ヒットとニッチの売り上げの差が縮まる。
3.ニッチはヒットと同じぐらい経済効率がいいので、ランキングが低くても利益が見込める。

と述べております。
また、ヘッドの急な傾きは、消費者の好き嫌いを増幅させる口コミの輪が強く働いた結果生まれる。口コミはいい評判をより高め、よくない評判はより悪化させる。と、口コミの効果も、ロングテールに織り込んでおります。この点、全く認識してなかったです。恥ずかしい・・。

9.では、大都市というヘッドに触れ、ニッチの存在が許される
都市はある意味で都市型空間のロングテールであると述べている点には、激しく共感できました。

14.では、以下のようにまとめております。

ロングテール・ビジネスを発展させるコツ
1.全ての商品が手に入るようにする。
2.欲しい商品を見つける手伝いをする。

ロングテールの集積者として成功するための9つの法則
コストを削減する。
1.在庫は外注かデジタルに
2.顧客に仕事をしてもらう
ニッチに注目する
3.流通経路を広げる
4.消費形態を増やす
5.価格を変動させる
支配をやめる
6.情報を公開する
7.どんな商品も切り捨てない
8.市場を観測する
9.無料提供をおこなう


私、ロングテールって、わかったつもりになっておりました・・。反省。理解を深めたい方は必読の1冊です。

がぁ〜っ、苦行終了!

でもね・・、さっき寝かしつけ終わった後、もう1冊読んでしまって・・。こっちも内容が濃かったんだ・・。これから書きます。


posted by J at 22:21| Comment(0) | TrackBack(4) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

「クチコミの技術」コグレマサト+いしたにまさき著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

有名なブログ「ネタフル」と「みたいもん」のブロガー二人が書いた本です。

ちなみに、ネタフルのPV(ページビュー)は月間60万人だそうです。
jlogueは・・、現在、月間3,000ぐらいかな・・。頑張るです。


まえがきに
<
ネットでクチコミを起こすための考え方やノウハウを、クチコミの伝播を担う立場である「ブロガー」の視点から解説するものです


とありますが、「ブロガー」視点の解説により、ブログによるクチコミの本質がわかりやすく書かれており、コノ本で、クチコミに何故ブログが有効なのか?という疑問が解消しました。
コノ本、良いですよ。ホント。

構成は、こんな感じ

第1章 ブログ・メディアの登場
第2章 ブログのクチコミ・パワー
第3章 クチコミの効果測定
第4章 アフィリエイトとアドセンス
第5章 事例に学ぶクチコミのネタ
第6章 開発者に聞いてみた



特に、以下の視点が役立ちました。

ブログの4つの特徴
1.SEOに優れている。
   ← システム的に、検索ページの上位に出易いとのことです。
2.読んでいて親近感が沸く
   ← 役に立たないノイズ情報が、親近感を抱かせる
3.定期的に読まれる
   ← RSSにより、お気に入りのサイトは常にチェック
4.人に伝えやすい
   ← 伝えたかったらURLをメールで送ればOK

企業ブログによるクチコミのための7ヶ条
1.担当者が自分の言葉で語る
2.頻繁に更新する
3.コメントやトラックバックを受け付ける
4.ブログを通じて会話する
5.質の高い製品やサービスを扱う
6.ストーリーを提供する
7.ネタを提供する。
   ←「ネタ」は、センスを要求されますな。

炎上を防ぐための、やってはいけない5ヶ条
1.嘘をつく
2.謝らない
3.対応のスピードが遅い
4.記事広告であることを隠す
5.ブロガーを対等に扱わない

そして、ブログが育つこと=メディア化の第一歩となる数値として、以下を上げております。
1.半年以上にわたって毎日更新する。
2.チクセキしたエントリーの数が300を超える
3.一日のPVが500以上になる。

この点を超えると、アクセス数が急激に伸びるそうです。
1.を「読んだら書く」に置き換え、まずは、これらの数値が目標です。現在の4〜5倍のPVですね。


日産等、企業のブログ導入事例等、事例もいくつか紹介され、非常に使い勝手の良い本ですし、さすがアルファブロガー、文章も読み易いです。特に、マーケティング担当者には、ホント、お勧めです。



posted by J at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

「キャズム」 ジェフリー・ムーア

お勧め度晴れ晴れ晴れ

イノベータ理論で苦しんでいる私を見かねて同僚が貸してくれました。
非常に読み応えがあり、読み終えた際には、上下横がポストイットだらけになってしまいました。
また、流し読みはしたくなかったので読み始めるのに覚悟がいる為、ついつい他の本に浮気し、現在、5冊の本が読み途中・・。

いつもより詳しく、内容をご紹介致します。
(あくまで、私の理解の範囲です。)

まず、イノベーター理論をわかり易く説明した後、各フェーズ間のギャップが広い部分があり、それを「キャズム」と名付けます。以下のようなイメージです。この本の前半のキモですね。

イノベーター:新しいテクノロジーが関心事
(テクノロジーマニア)
   ↓
アーリーアダプター:技術志向ではない。問題解決型
(ビジョナリー)
   ↓
   ↓
(キャズム:ビジョナリーはアーリーマジョリティの参考にならない)
   ↓
   ↓
アーリーマジョリティー:実用第一。他社の導入事例が重要
(ここからがメインストリーム市場)
   ↓
ー使いやすくすることで乗り越えるー
   ↓
レイトマジョリティー:業界標準の確立を待つ
   ↓
ラガード:製品が目に見えなくなってから購入


ただ、アーリーアダプターとアーリーマジョリティは性質が似ているため、以下のようなキャズムの見分け方を紹介。もうちょっとここは説明が欲しかったです。実際のケースだと見分け方難しいように思えます。
 ー アーリーアダプターが購入する目的
    変革のための手段
 ー アーリーマジョリティーが購入する目的
    生産性を改善する手段(変革ではなく、進化)

そして、マーケット(アーリーマジョリティー)を以下のように定義し、3.が重要であるが、ビジョナリーは先行事例とは成り得ないので、キャズムが生じると説明します。非常に説得的で、ココは腹に落ちました。
 1. 実存する製品やサービスに対して
 2. ニーズや欲求を抱えていて
 3. 購買を決定する際に先行事例について知りたがる
 4. 既存の、あるいは将来的に見込まれる顧客

3.はマーケットセグメンテーションの仕方の1つの方法に使えるという部分も、事例を交え、わかりやすかったです。この部分、私、好きです。

キャズムの乗り越え方を展開するのですが、ココが本の後半のキモです。
 ニッチから攻める
   手段:ホールプロダクトの提供
     顧客の目的を達成する為に必要な一連の製品/サービス
     (対の言葉:コアプロダクト)
   効果:ニッチでの口コミによるニッチでのスタンダード化

で、実践するための具体的な方法として、ノルマンディ上陸作戦をたとえ話に以下のように展開していきます。
1.攻略地点の決定
(最重要要素:ターゲットカスタマー、購入の必然性、ホールプロダクト、競争相手)
(要素:パートナーと提携企業、販売チャネル、価格設定、企業のポジショニング、次なるターゲットカスタマー)
   ターゲットカスタマーを限定する。
   ニッチで最初に攻めるべきポイント
      :解決される問題の経済的価値
2.侵攻部隊の集結
   ニッチ市場の要求に対しては万難を排して応える
   アーリーマジョリティーは、ホールプロダクトを必要としている
3.戦線の見定め
   比較検討が必須→自ら競争を作り出す。
  (代替手段:敵の発見
  (対抗手段:優位性→ポジショニング)
4.作戦の実行
   最適の販売チャネルは直販
    課題:アーリーマジョリティとのパイプ
       営業部隊の確保
   駄目なら他の手段を検討
・次のニッチに移る
  最初のニッチでのソリューションを活用できるような市場を選ぶこと

薦めてくれた同僚に、感謝、感謝です。そして、今まで読んでなかった自分にブーイング。
ビジネスマン必須ですね。読むと読まないとで差が付く一冊だと思います。

posted by J at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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