2012年07月16日

☆☆☆  「腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」」江部康二著

正月に91kgを超え、ヤバいと思い始めたランニング&朝抜き/昼蕎麦ダイエット。

おかげで3月末には、81sまで落すことができたんだけど、その後、昼蕎麦縛りを解除、最近だと平日ランニングが出来なくなり、現在、84kg・・・。
このままじゃ戻っちゃうなと思い、やる気を出すために読んでみました。

構成は以下のとおり
第1章 満腹ダイエットの基本的なやり方
第2章 満腹ダイエットで痩せるメカニズム
第3章 満腹ダイエットを賢く実践する
第4章 糖質制限食の誤解を解く
第5章 そもそも人類は糖質制限食が基本
第6章 糖質制限食で健康になる


まずは、夜の白米禁止を徹底しようかな。

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2012年07月05日

☆☆☆☆ 「日本人を強くする」岡田武史 白石豊

2010年W杯日本代表監督の岡ちゃんと、福島大学教授の白石氏の対談本。
白石氏は、トップスポーツ選手に対するメンタルトレーニングを行うスペシャリストで、これまで1996年アトランタ五輪の女子バスケ、2000年シドニー五輪の新体操、2001〜4年の日ハムと幅広い分野で活躍してた方。

そんなメンタルトレーニングのスペシャリスト白石氏が、2010年のW杯で岡ちゃんに、継続的にアドバイスを行っていた経緯が書かれた本書。コーチングやマネジメントの観点から、非常に興味深く読み進めることが出来ました。

構成は以下のとおり
第1章 出会い〜W杯アジア3次予選
第2章 W杯アジア最終予選
第3章 試練の2010年 本大会前
第4章 南アフリカ、そしてゾーン
最終章 震災の後の対話


岡ちゃんの素直に指導を仰ぐ姿勢が非常に印象的で、素敵でした。
変なプライドより向上心を大事にしてる人なのが伝わってきました。

そんな岡ちゃんがグッと感情的になった白石氏の「なぜ個人で勝てないんですか?」という問いからの展開はシビれました。
岡ちゃんが、当然の前提としてもっていた「日本人はサッカーネイションの国民に対し個人では勝てない」ということを疑う白石氏。
これまで、様々な悔しい経験を積み、一瞬、拒絶しかけたものの、その前提を壊すことを受け入れた岡ちゃんはスゲェ〜と思ったね。

他にも、癖のある代表選手達に対するマネジメントでの苦労等々が、生々しく描かれており、サッカーファンだけでなく、ビジネスマンとしても参考となる良書でした。



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2012年07月01日

☆☆☆☆ 「サムライDays、欧州Days」吉田麻也著

日本代表で活躍する吉田選手のブログと書き下ろしで構成された1冊。
ユーモア溢れた写真と文章で構成されたブログは、非常に面白く、日々、チェックしてたこともあり、楽しく読み進めることが出来ました。

出だしからして、こんな感じ
昨今のサッカー選手の書籍出版率はハンパじゃない。長谷部さんが心を整えてからというもの、ヤットさんや佑都くん、女子ワールドカップの澤選手、永嗣くんやウッチーまでもが出しています。そんな荒波に殴り込みにいく、パッと出の無謀さと勇気を称えてもらえれば幸いです(笑)。


ケガやリハビリ等、しんどい時期も、ユーモアたっぷりに明るく軽く書くセンスに共感。
素敵な「上機嫌」の持ち主ですね。頑張って欲しいなぁ〜。



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2012年06月30日

☆☆☆☆☆「「上から目線」の時代」冷泉彰彦著

読書にあてていた通勤時間が短くなった上、資格の勉強を始めたので、読書量がググッと落ちてきました。
この半年は、仕方がない・・・。厳選して読んでいこうと思ってます。

で、本書は、スゴ本「「関係の空気」「場の空気」」の続編にあたる本。(久し振りに、ブログを読み返してみましたが、やっぱりスゴ本だと思ったね。)
スゴ本の続編は、スゴ本でした。冷泉さんの構造を分析し、本質を突く文章ってスゴイなぁ〜。

本書の構成は以下のとおり
第1章 それは『バカの壁』から始まった
第2章 政治と混乱と「上から目線」の登場
第3章 日常生活の中の「上から目線」
第4章 価値観対立と「目線」
第5章 「コミュニケーション不全」と「目線」
第6章 日本語の特質と「上から目線」
第7章 対等であればつながれる
第8章 「上から目線」時代のコミュニケーション


最近、使われ始め、一気に広まった「上から目線」。
ちゃんと構造を理解しとかないと足元すくわれちゃいます。
その「上から目線」の正体を「おめでた婚」で説明した文章はわかりやすかった。こういうことなのですね。
会話の中に自分の価値観を持ち込むと「上から目線」になってしまう。そのプロセスにはこのような流れがある。つまり、共通の価値観がないことから「おめでた婚を祝福する」という「場の空気」が生まれない、すると本来は「場の空気」に乗っかって共通の前提は省略したりして楽しむはずの自然な会話ができないことになる。そこで気まずい状況が起きるのだが、そこへ一方的な価値観を持ち込むとそれは相手の人格を否定させるための暴力でしかないことになる。相手のほうは「上から目線」を感じて不快になるのである。
お互いにお互いを「上から目線」と感じている、つまり「目線の交差」が起きているが、これもよくあることだ。双方が、止めておけばいいのに、それぞれの価値観を披瀝してしまうと、お互いに相手の価値観を認めていない中で、一方的に価値を押しつける態度から「自分の人格が見下されている」という印象を相互に持つことになるからだ。


「上から目線」が出ちゃうと、どーもこーもおさまらない。それを避けるための考え方はコレ。
「上から目線」を避けようと思ったら、その「団体」をいったん抜けて個人の立場から語るという「移動」が必要となる。(略)利害が一致しない場合に「利害団体の代表」という姿勢を取り続けることは、「目の前にいる人間は個人に過ぎないのに、大組織の存在を誇示しやがって」という反発を生みやすいからだ。
もう一つは、さらに「個人の立場」から移動して、利害の衝突するポイント、つまり「利害の結節点」に立つということだ。(略)
この二つの決意ができれば、仕上げは簡単だ。
利害の異なる相手との間で、「心地良い上下関係」という環境を作り出すのである。どちらが上かというと、もちろん「あなた」が「下」になるのだ。(略)
どうしてあなたが下手に出なくてはならないのか?
(略)会話を中身のある、論理的で事実に根ざしたものにするためには、上下関係を安定させておく必要があるからだ。まず上下関係を安定させないと、日本語の会話の場合、発言権の争奪戦や叱責の回路など「上下関係の闘争」に突入してしまい、生産性が損なわれるからだ。


プライドが邪魔して下手に出れないとコンフリクトが生じる。かといって、何も考えずに下手に出りゃいいってもんじゃない。「上から目線」を避けるためには、ちゃんと構造を理解して下手に出る姿勢がないとダメですな。

上から目線を理解することが出来るスゴ本でした。
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2012年06月21日

☆☆☆  「仕事力のある人の運動習慣」吉田たかよし著

週2回は走りたいんだけど、ここんとこ週末にしか走れてない・・・。
雨だ、酒飲みたいだ、いろいろ理由を付けちゃうんだな。

ということで、気合を入れ直すため、読んでみました。
構成は以下のとおり
第1章 運動すれば人生で成功する
 脳トレで脳は鍛えられない
 ネイパーヴィルの奇跡 ほか
第2章 進化から読み解く運動と脳の関係
 運動で進化した人間
 200万年前の劇的変化 ほか
第3章 運動しないと記憶力はどんどん悪くなる
 記憶力とは何か
第4章 運動不足で壊れていく脳と身体
 脳機能を守るカギは血糖値にある!
 運動しないとアルツハイマー病になる! ほか
第5章 脳機能を高める運動方法はこれ
 脳を高める運動はいつやればいい?
 立つだけ、伸びるだけ ほか


運動、特に有酸素運動によって脳の記憶力が高まる現象は、世界中でかなりの数の研究が報告され、その効果は今や否定のしようがありません。

資格試験も控えてるし、もう走るしかないでしょ!!

走るのは、やっぱり朝がイイらしい。でも、メシ抜きは危険とのこと。

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2012年06月16日

☆☆☆  「断捨離」やましたひでこ著

流行りが過ぎ、今更感がありますが、「よりシンプルな生活を」という思いがジワジワ高まっているので、勢いをつけるために、読んでみました。

内容は以下のとおり
第1章 カタチから見えてくる“見えない世界”-「人」の章
 「片づけ」で生きる力を磨くことができる
 「もったいない」について改めて考える
 深い洞察ーモノが映し出す、人間関係と自分自身
第2章 運・不運さえも越えた“もっと見えない世界”-「俯瞰」の章
 いま必要なのは、意図的に生きる姿勢
 運・不運に拘泥しない私自身
 高い視点ーモノ・コト・ヒト。すべてに通じる、自在な力「俯瞰力」
第3章 そして改めて“見える世界”を整えるー「命」の章
 「場力」こそ命の支え
 命を輝かせる、マイナスの方法論へのシフト
 広い視野ー命の観点で、社会・環境を見据える


この言葉は、勢いがつくな。
いかに自分が、モノに時間と空間そして維持・管理するエネルギーを与えてしまっていたか。


この言葉も素敵だ。
「人間の最大の罪は、不機嫌である」


目的達成!勢いがつきました。
さぁ、上機嫌で捨てまくるぞ!

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☆☆☆  「1勝100敗!あるキャリア官僚の転職記」中野雅至著

転職が多かったこともあり、キャリア論ってテーマは継続して追っかけてます。
本書もその1冊。

内容は以下のとおり
序章 大学教員公募、泥沼再就職戦線の記録
第1章 崩壊する「霞ケ関帝国」の中で、大学教員への転職に目覚める
第2章 本を出版すれば、世の中から注目され、教授になれるほど、人生は甘いか?
第3章 戦略を整えた新潟出向時代
第4章 「モンスター論文クレイマー」に変身した元官僚
第5章 ジェットコースターのように激変した僕のメンタル
第6章 大学教員公募再就職戦線の顛末
さいごに 厳しくて長い転職目標と、優しくて短い転職目標


大学教員というターゲットは一般的ではないけれど、生々しく描かれた転職活動の苦労に共感。
ホント、キツイよね・・・。
やらずに済むなら転職なんてしたくない。環境や自分の変化で、やむを得ずやってるんだよな。

この言葉は沁みた。
「アハハハ、教員採用も人事だから不可解なことはいっぱいあるよ。気にしないでどんどん書くしかないよ」

下手に考えすぎず、動き続けるコトが大事だよな。





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☆☆☆  「報道災害【原発編】」上杉隆 鳥賀陽弘道著

震災をテーマにした上杉氏の対談本。

構成は以下のとおり
第1章 繰り返された悪夢ー70年目の大本営
 日本の報道は何のためにあるのか
 3・11で露呈したこと
第2章 日本に民主主義はなかった
 海外メディア戦いの歴史
 自由報道協会の意味
 ソーシャルメディアを可能にするもの、不可能にするもの
第3章 アメリカジャーナリズム報告2011
 アメリカのジャーナリズムは劣化したか
 日米メディアリテラシー比較
第4章 死に至る病 記者クラブシンドローム
 信じられない!シリーズ
 王様は裸だ
第5章 報道災害からいかにして身を守るか
 今こそ変わらなければ次はない
 多様性こそすべて


本書に書かれている内容は、TVや新聞には報道できないことばかり。
例えば、コレ。
上杉 民間鉄道に節電をお願いしていましたけど、大口事業者全体で見たらわずか2%に過ぎません。しかも電車を間引いたって、もともと動き出せばそんなに電気がかからない。それをわざわざラッシュ時の18時〜20時に間引き運転をしていた。だから僕は別の日にも勝俣会長に「大ラッシュになってみんなの足が止まる民間鉄道に節電をお願いするよりも、何で7%を電気を使っている民間放送局に言わないんですか」と聞いたんですよ。

ひどいよな・・・。これに対す回答が、「いや、明日、新聞とテレビにコマーシャルを打ちます」ってのがスゴイ・・。終わってる・・・。

この言葉は響いたね。
市民が「ここに留まるべきか、逃げるべきか」という生死をかけた判断をするのに役立つ情報を提供できない「報道」なんて、一体なんの価値があるのか。


入ってくる情報によって、人は、考え・行動って大きく左右される。
情報の入り口が、新聞・TVっていうのは危険だよね。
そんなんで、新聞をとるのを3年ぐらい前から止めてるんだけど、困ったのは、BBQで火を付けるときぐらい・・・。
むしろ、インターネットで意識的に情報を取捨選択し、大事なモノに関しては1次情報を見る癖がついたので、情報感度は高まってるかも。

情報の入り口の重要さを考えさせられる1冊でした。
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☆☆☆  「参謀」森繁和著

著者は、ドラゴンズ前ヘッドコーチ。
サブタイトルの―「落合監督を支えた右腕の「見守る力」―に惹かれ読んでみました。

構成は以下のとおり
 序章 投手会の夜
 第1章 なぜしぶといチームは完成したのか
 第2章 教えるより考えさせるコーチ術
 第3章 落合博満監督の凄さ
 第4章 参謀の心得
 終章 選手への愛情は決してなくさない


落合監督のまかせ方がスゴイ。
なにしろ監督は「ピッチャーのことは何もわからん」と言って、特にピッチャーのことはほとんど私に好き勝手にやらせてくれたのである。
あれだけ任されると、こちらもそれに応えようと真剣になる。チームのトップ参謀として、右腕として、できることはすべてやった。時に、落合監督をカゲで動かしているような快感を覚えたこともある。監督はそばで、じっと見守ってくれた。
いま思えば、私のそういう性格を見抜いて、監督は私をうまく操縦していたのだろう。

私も、振りかえってみると、多くの上にまかせてもらったコトが多かったな。
そういう時は、イイ仕事が出来た気がする。
で、自分はというと・・・、最近、よーやく口を出さずに我慢できるようになってきたかも・・・。

ココも響いた。
組織のキーマンには気持ちよく働いてもらわなければいけない。そのための仕組みづくりに監督は動いたのである。

『気持ちよく』って大事ですよね。この意識は持ち続けたい。






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☆☆☆☆ 「下町ロケット」池井戸潤著

あちこちの本屋で目立っており、気になっていた1冊。
よーやく読みました。

タイトルから、元気いっぱいの下町の少年たちが、ロケットを・・・・、ってな話かとおもったら、全然、違った・・・。知財紛争、メディア戦略等、熱いビジネス小説でした。
そりゃ、この著者なら、ビジネス小説だよね・・・。
勝手に、変な方向にイメージが膨らんでました。

大企業の傲慢さ、仕事に対する熱い思い、登場人物の立ち位置等々がリアルに描かれ、グイグイと一気読み。
絵になる終わり方で、読後感が爽やかな一冊でした。




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2012年06月09日

☆☆☆  「越境者的ニッポン」森巣博著

著者は、こんな人。競輪で作った金を元手に日本を飛び出し、海外でギャンブル生活を続ける著者が、日本を憂いた本。

構成は以下のとおり
序 日本国民は無知になってしまったのだろうか?
第1章 世界にひとつの神の国?
第2章 ろくでなしの教育論
第3章 世界の常識、日本の非常識
第4章 これを法治国家と呼べるのか?
第5章 欲望は欲望を欲望する


文章はキツイし、荒っぽいけど書かれていることは、すごく真っ当。
外からだからこそ、本質がよりクリアに見えるってコトはあるよね。

オーストラリアでの子育ての話は、シビレた。
ホモ・セクシャルの教師が言った「あなたはあなたのままでいいのです」って言葉は響いた。


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2012年05月31日

☆☆☆☆ 「遠足型消費の時代」中沢明子 古市憲寿著

以前から気になっていた1冊。
ようやく読み終えました。

構成は以下のとおり
第1章 「モノが売れない時代」に「女こども」が買っているモノ
第2章 「海外旅行型消費」から「遠足型消費」の時代へ
第3章 デフレ消費論・格差マーケティング論の嘘
第4章 雑貨って言うな!
第5章 「新しさ」に惹かれる私たち
第6章 キラキラ消費の未来


必要だから消費するのではなく、楽しみ(キラキラ)を求めて消費するっていう感覚はよく理解できる。

特に響いたのは以下
日本のキッチン道具売り場の風景を変えたヒット商品、ルクエ。ただし、このヒットはコラムジャパンが意識的に仕掛けた結果であり、自然発生的に起こったヒットではないのがポイントです。

自然発生的なヒットかと思っていたのですが・・・。知らなかった。

本書では、こういった楽しみ(キラキラ)を持つ商品を紹介する雑誌として、「リー」「マート」を取り上げている。
どんな雑誌なんだろう。一度、見てみよう。

小確幸を得るための楽しみ(キラキラ)、確かに、現在のヒットのキーワードですね。





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2012年05月30日

☆☆☆☆ 「未来国家 ブータン」高野秀行著

お気に入りの辺境作家 高野氏が今年の3月に出した本書。
昨日の移動中の電車の中で、一気読み。

今回は、バイオベンチャー企業の依頼でフィールドワークをするという建前で、雪男を探しに世界で一番幸せな国 ブータンに行くのだけど・・・

構成はこんな感じ
第1章 ブータン雪男白書
 政府の公式プロジェクトで雪男調査
 雪男を捕まえた話 ほか
第2章 謎の動物チュレイ
 天国にいちばん近い村
 謎の動物チュレイ ほか
第3章 ラムジャム淵の謎
 遠野は生きている
 ラムジャム淵の謎 ほか
第4章 ブータン最奥秘境の罠
 雪男のための保護区
 幽霊を怖がってはいけない ほか
第5章 幸福大国に隠された秘密
 未来国家への道
 「自由」に苦しまないブータン人 ほか

相変わらずのマジメなんだけどハチャメチャな著者流の旅が、読んでて楽しい1冊でした。

最後のこの文章には、グッと惹かれました。
私がブータンに感じるのは、「私たちがそうなったかもしれない未来」なのである。
不思議なことに、私がこれまで見たアジア・アフリカの国はすべて同じ道筋を歩んでいるように思える。
まず欧米の植民地になる。ならないまでも、経済的・文化的な植民地といえるほどの影響を受ける。独立を果たすと、政府は中央集権と富国強兵に努め、マイノリティや政府に反対する者を容赦なく弾圧する。自然の荒廃より今の景気を優先し、近代化に邁進する。たいてい独裁政治で抑圧はひどいが暮らしは便利になる。やがて、中産階級が現れ、自由、人権、民主主義などが推進される。迷信や差別とともに神仏への信仰も薄れていく。個人の自由はさらに広がり、マイノリティはよりきちんと理解されるとともに、共同体や家族は分解し、経済格差は開き、治安は悪くなる。政治が大衆化し、支配層のリーダーシップが失われる。そして、環境が大事だ、伝統文化が大切だという頃には環境も伝統文化も失われている。
国や地域によってもちろん差はあるだろうが、大まかにはこういう轍を忠実に踏んでいるように思える。不思議だ。なぜなら、後発の国は先発の国の欠点や失敗がよく見えるはずだからだ。どうしてそれを回避しようとしないのか。なざわざわざ同じ失敗を繰り返すのか。
ただ一つ、ブータンだけが例外である。まるで後出しジャンケンのように、先進国のよいところだけ取り入れて、悪いところはすべて避けている。その結果、世界の他の国とはまるでちがう進化を遂げている。まるで同じ先祖をもつとされるラクダとクジラを見比べるようだ。

ブータン、面白そうだ・・・。まずは、映像で見てみたいな。

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☆☆☆☆ 「消費するアジア」大泉啓一郎著

アジアの主要都市の空港に比べ、ロスの空港って何もねぇ〜なぁ〜と、文句を言いつつ、読んだ本。

構成は以下のとおり

第1章 消費市場の拡大と高まる期待
 1 消費市場へ向かわせる二つの力学
 2 アジアの消費市場をどう捉えるか
 3 消費市場はどう広がっていくのか
第2章 メガ都市の台頭
 1 都市化するアジア
 2 過剰都市化からメガ都市へ
 3 アジアの新しい発展メカニズム
第3章 浮上する新しい経済単位ーメガリージョン化するアジア
 1 中国経済をどう捉えるか
 2 長江デルタ経済圏の形成
 3 拡大するメガリュージョン
 4 グローバル・シティへの道
第4章 成長力は農村まで届くか
 1 所得格差はどこに向かっているのか
 2 都市と農村の人口ボーナス格差
 3 地方・農村の持続的発展の課題
第5章 アジア新興国の政治不安
 1 国内の南北問題
 2 なぜタイは政治不安に陥ったのか
 3 メガリュージョン時代の政治学
第6章 アジアの持続的市場拡大の条件ー新しい日本の立ち位置
 1 激しさを増す資源獲得競争
 2 アジア版「成長の限界」を超えて
 3 アジアの未来市場としての日本


この視点は忘れないようにしなきゃ、だな。肌感覚にも合う。
名目値による世帯所得の評価は、アジア新興国の旺盛な購買力を過小評価している。というのも、これらの国・地域では衣食住に関わるコストが低く、名目為替レートで換算したドルベースで所得水準が同じであれば、アジア新興国のほうが、日本やNIESよりも所得の使い勝手はよく、より多くの所得を耐久消費財やサービスに向けることができると考えられているからである。


そうそう、この視点も忘れちゃいけない。
私たちが熱っぽく語るアジアの新興国とは、国ではなく、正確にはアジア新興「都市」のことではないかと考えるようになった。
そうだとすれば、「メガ都市」の延長戦上にアジア新興「国」の明るい未来を描くのは危険であろう。国レベルの指標からかけ離れて高所得にある「メガ都市」の出現がアジアの現実なら、他方で、低所得に悩まされる地方・農村の姿もアジアの現実であるからだ。


アジアの現状を、冷静な視点で、わかりやすく描いた良書でした!

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2012年05月29日

☆☆☆  「世界を歩いて考えよう!」ちきりん著

楽しみにしていた、ちきりんの新刊。
短期留学から戻ったら届いていたので、真っ先に読みました。

構成は以下のとおり
第1章 お金から見える世界
第2章 異国で働く人々
第3章 人生観が変わる場所
第4章 共産主義国への旅
第5章 ビーチリゾートの旅
第6章 世界の美術館
第7章 古代遺跡の旅
第8章 恵まれすぎの南欧諸国
第9章 変貌するアジア
第10章 豊かであるという実感
さいごに 旅をより楽しむために
若者の海外旅行離れについて〜あとがきにかえて


働き始め、家族を持つとなかなか海外に気楽に行けなくなるので、旅に出やすい大学生活を控えた中高生が読むのに適した本かも・・・。
タイミングをみて、息子には、ぜひ、読ませたい。

シンガポール航空について書かれたこの記述は、なるほどと思わされた。
シンガポールエアラインはすべての路線で、相手国のフラッグシップ航空と競争することを強いられます。(略)
相手国の顧客がシンガポールエアラインを選んでくれなければ、彼らは飛行機の枠が埋められません。
このためシンガポールエアラインは、飛行機路線を開設するたびに「日本航空から、いかにして日本人顧客を奪うか?」「ルフトハンザ航空から、いかにしてドイツ人顧客を奪うか?」「カンタス航空から、いかにしてオーストラリア人顧客を奪うか」と、世界中の航空会社から、その国の顧客を奪う必要に迫られてきたのです。
そのため彼らは、世界中の顧客が求めているニーズを調べ上げ、世界中の航空会社が提供しているサービスを徹底的に分析しました。そしてどこかひとつの飛行機会社でよいサービスを見つければ、すぐにそれを他の路線にも取り入れます。ルフトハンザ航空から学んだことを全路線に、日本航空から学んだことも全路線に・・・・・。こうやって彼らは「世界一のサービス」を作り上げていったのです。

マイレージ戦略等もこの視点で考えているんだろうね。日本の延長線で理解していると理解を誤るね。

一度、訪れたことがある場だと、関連する書籍や記事を読んでても、リアリティがあって肌で理解しやすい。実際に、「世界を歩いて考える」機会を意識的に設けることって、大事だね。

他には、以下の視点が、面白かったな。
旅先では時に、日本の未来の風景を眺めることができるのです。

世界のビーチリゾートを訪れる人を見ていると、「今、世界中でどこが一番、景気がいいのか?」がよくわかります。


本書は、さりげなく息子の部屋に置いておくことにします。
(小学2年生だから、ちょっと早いかな?)



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2012年05月12日

☆☆☆  「名波浩対談集」

元日本代表の著者と現役選手との対談本。

対談相手は、この14名
遠藤保仁/松井大輔/中村憲剛/岡崎慎司/今野泰幸/佐藤寿人&柏木陽介/山田直輝/前田遼一/渡邉千真/梶山陽平/松田直樹/高原直泰/小笠原満男/小野伸二


経験者同士だからこその距離感、相互にリスペクトしている空気感が伝わってきました。
また、プロのサッカーの見る視点は、勉強になったなぁ〜。

これは、真似しなければならん!
名波 シャビ(バルセロナ)は1試合で13キロ走るんだけど、それは30メートル、40メートルのフリーランニングじゃなくて、ほとんど自分のポジション修正。パス出してサポート、マークを外してサポートといった具合に。


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☆☆☆  「待ってました!」吉川潮著

著者と噺家達の対談本。著者はこんな人
先日、聴きに行った「立川流邪道宣言」で、談之助・キウイの両師匠が著者を話題にしていたので気になり、読んでみました。

対談相手は以下のとおり
第1回 春風亭小朝ー伝えたいことは落語で
第2章 春風亭昇太ー存在自体がネタであり、落語そのものじゃないか
第3回 立川談春ーあの時、自信プラス、コツが掴めたんです
第4回 笑福亭鶴瓶ー一番大事なのは、時代と一緒に生きること
第5回 三遊亭円丈ーいくつになっても、変ったものを作りたい
第6回 立川志の輔ー落語はこうだ、みたいな考え方ではなく
第7回 桂あやめーいつの時代も、落語は女に門を閉ざしていない
第8回 三遊亭歌之介ー私小説のような新作落語を
第9回 立川志らくーメロディを持つ者が売れる
第10回 桂三枝ー人生を賭けて、古典落語三百年の挑戦している


落語家の表現力って魅力的なんだよね。

今回、特に響いたのは
釣瓶 大衆芸能を演る以上は、時代を連れていくような芸人でないとダメですよ。

「時代(トレンド)に乗る」のではなく、「連れていく」ってのが響いたね。

志の輔師匠に対する文珍師匠のこの表現もイイ。
「あんた、こまりの芸やなあ。あんたの困りはおもろいわ」

確かに、志の輔落語では、いつもおばちゃんやおっさんが困っていて、コレがイイんだな。

忙しくなる前に、一度、聴きに行きたいな。







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☆☆☆  「宇和島の鯛めしは生卵入りだった」太田和彦著

引き続き、太田本の固め読み。
いつものように、ぶらぶらと、全国の居酒屋を旅しております。
今回の行き先は
 宇和島
 大分
 会津
 喜多方
 静岡
 倉敷
 盛岡
 高知
 富山
 金沢
 京都
 尾道
 高松


その土地の酒や食事もイイし、土地の人との会話もイイんだな。
と、バイ貝って、煮たのは良く食べるのだけど、刺身でもいけるのだね。

うーん、地方の居酒屋巡り、してみたいねぇ〜。

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2012年05月08日

☆☆☆  「大世」森雅史著

2010年5月に発売の本書。読み逃していた。
著者のハートと身体が強い規格外な感じが好きなんだな。

構成は以下のとおり
 第1章 北朝鮮代表1-アジア3次予選
 第2章 日本に生まれて-民族学校の誇り
 第3章 朝鮮大学校-萌芽前夜
 第4章 広がった世界-2つの横断幕
 第5章 激闘の日々-川崎フロンターレ
 第6章 北朝鮮代表2-アジア最終予選
 第7章 世界への咆哮-BIG WORLD


厳しい環境にもかかわらず、ユーモアに溢れ、まっすぐなところが魅力的。
ウィキのこの記載も面白い。
テレビ番組『やべっちFC』では、「(`ε´)ノ」という顔文字で鄭が表されており、これはサポーターの横断幕にも描かれるほど定着している。本人のブログも、最後にこの顔文字が使用されている。敬語でも一人称は「オレ」を使う(マスコミ向けのインタビューでは「僕」を使用している)。

愛されてるよね。

それにしても、規格外。

人間ブルドーザー


2009 J1 第29節 大宮 2 - 3 川崎F


大世

大世
著者:森雅史
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☆☆☆  「40歳の教科書」モーニング編集部&朝日新聞社【編】

本書のサブタイトルは、「親が子どものためにできること」。
ということで、まだ40歳手前だけど、本書を読んでみました。
(タイトルで購買層を限定しすぎているよね・・・。「16歳の教科書」の番外編だから仕方がないんだろうけど)

構成は以下のとおり
1時限目 英語はいつから学び始めるべきか
 まずは日本語の土台を固めよう(大西泰斗)
 9割の日本人に英語は要らない(成毛眞)
 子供をカタカナ英語に染めないで(デーブ・スペクター)
 変えるべきは「学校」より「親の意識」
2時限目 中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか
 有名私立中学への進学は人生の「保険」ではない(藤原和博)
 受験ストレスから逃げず、成長する機会と考える(田中ウルヴェ京)
 焦らず叱らず比較せず、子どもの成長を待つこと(関一夫)
3時限目 「お金」と「仕事」をどう教えるか
 人が人であるために仕事とお金がある(西原理恵子)
 ビジネスの原点は利他の精神にある(正垣泰彦)
 本当の豊かさは安さで実現する(似鳥昭雄)
感情を切り離して真実を見抜く力を(山崎元)
4時限目 挫折や失敗をした子どもにどう接するか
失敗をワクチンと考え、正解を押しつけない(畑村洋太郎)
自分の頭で考えてこそ、本物の答えが見つかる(工藤公康)
対等な立場からの勇気づけの言葉を(岸見一郎)


多様な意見が読みやすい文章・ボリュームでまとめれており、サラッと読めました。
俺が苦労してるだけに、英語は何とかしてやりたいんだよね。
どこかのタイミングで、どっぷりと英語の世界に浸る時間を与えたい。
小学校6年生ぐらいが、一番良いタイミングかな。

冒頭に書かれていた、この言葉は響いたね。
親が成長しないことには、子どもの成長などありえないのである。

まだまだ、オレも成長できるハズ。

40歳の教科書

40歳の教科書
著者:モーニング編集部
価格:880円(税込、送料込)
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