2008年08月21日

「インテルがまだ小さかった頃」奥田耕士著

お勧め度晴れ

インテル固め読み第一弾。
いきなりミスったね。

薄い本なので、真っ先に読み始めたのだけど、インテルがベンチャーだったころの日本企業とのやりとりについて書かれた本だったので、非常に限定的な範囲の内容だった。まずは、全体を把握してから読む本だったな。

でも、テックやセイコー、東芝等、多くの日本企業に支えられて大きくなったことは把握した。

また、ただチップを作るだけでなく、テックだったらレジの開発という開発環境まで深くかかわることで大きくなったというのは、初めて知った。

次は、上下2冊ある分厚いのいってみようかな。

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2008年08月20日

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」林あつむ著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

今日は、AM休んで通院。良かった、骨は無事だ。
でも、完治までは、3ヶ月ぐらいかかりそう。その間、GK免除だな!!

以前、naheoさんからもらったコメントで、勧めてもらっていた本です。病院の待ち時間に読みました。スゴ本でした。

潰れかけのアパレル会社を継いだ由紀が、公認会計士で社長で大学で会計を教えている安曇の指導の元、会計を頼りに会社を立て直す。といったありがちなストーリーなのですが、会社を現金製造機と例えたり、寿司屋の大トロとコハダを比較したり、安曇の指導が分かり易くて良いです。

naheoさん、おススメありがとです。飲み屋でも、「読んだか!?」とダメ押しまでしてもらって、よ〜やく重い腰が上がりました。

この本で、苦手意識はかなり解消されました。会計本、しばらく固め読みしますです。



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2008年08月14日

「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本光司著

お勧め度晴れ晴れ

オリンピック、面白いねぇ〜。特に女子バレーが面白い。
各選手のキャラが立ってるんだな。ただ、放送時間が遅すぎる・・。
眠いぞ。

著者が言う「経営の目的」は以下の5つ
1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする


紹介されている企業は以下のとおり
日本理化学工業株式会社
  障害者の雇用率7割
ファンケルスマイル
  障害者の雇用
伊那食品工業
  社員の幸せのための経営の徹底
ジョンソン・アンド・ジョンソン
  75年連続増収
樹研工業
  病気でも給与を支給
中村ブレイス
  過疎地でビジネス
キシ・エンジニアリング
  電動車椅子を開発
ホリックス
  骨粗しょう症のための人工関節の開発
アールエフ
  飲むカメラの開発
柳月
柏屋
  地元密着のお菓子屋さん
杉山フルーツ
  「顧客のために」の徹底

確かに、どこも大事にしたい素敵な会社ばかりだ。
何のための利益か、ということを考えさせられました。

長野、北海道・・・、全国には素敵な会社がまだまだありますね。


と、1ヶ月前、サッカーのGKをしてて、突き指したとこが、まだ痛い。
こりゃ、折れてるかもな。でも、信頼してる医者はお盆休み。(オリンピックドクターという噂も・・・)

もうちょい我慢だな。(次のフットサルのGKさぼれるな。)

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2008年08月08日

「よき経営者の姿」伊丹敬之著

お勧め度晴れ晴れ

以下のスゴ本で、大ファンとなった伊丹さんの2007年出版と比較的最近の著書です。
「経営を見る眼」伊丹敬之著
『経営戦略の論理』伊丹敬之著

最近、異動があり、スタッフ系に特化することとなったため、より「経営者」というものを理解しようと思い、読んでみました。

構成は、以下のとおり
1.顔つき
2.仕事
3.資質
4.育ち方
5.失敗
6.退き際


「顔つき」から入っており、一瞬、「トンデモ本」かとギョッとしたのですが、さすが伊丹先生です。やや抽象的ではありますが、読んでて、今までモヤモヤしてたものが腹に落ちます。

覚えておきたいのは以下の点

まず、以下に整理される経営者の3つの役割は覚えておきたい
1.リーダー
   要件 人格的魅力
      ぶれない決断
2.代表者
   2つの側面 三角形の頂点
         一人で社会に向き合う経営者
   条件 組織の構成員に対する責任、総合判断に対する責任意識の深さ
      社会に対する倫理観の深さ
3.設計者(マクロマネジメント)
   戦略の設計       方向性の設計
               資源配分の設計
   経営内部の仕組みの設計 経営システムの設計
               人的配置の設計

経営者が何をしようとしているのか理解する視点として役立ちそう。


覚えておきたい言葉としては、「経営とは他人を通して事をなす」
確かに、これまで会った経営者のスタンスと合致します。

そのために分配を行うものとしては
 ・ 富
 ・ 権力
 ・ 名誉
 ・ 時間

これも、経営者のアクションの裏側を理解するのに役立ちますね。

経営者たる3つの資質
 ・ エネルギー
    バイタリティ=知力×(意力+体力+速力)
 ・ 決断力
    決断力=判断力+跳躍力
 ・ 情と理
    「理に情を添える」

「理に情を添える」という言葉、情が先走りがちな自分としては、肝に銘じておかなければならないな。

4つめの資質は、タイプ別に
 事を興す人  構想力
 事を正す人  切断力
 事を進める人 包容力

この「切断力」という表現には、納得。


やっぱり伊丹本は良いですね。会社(経営者)の動きを分析するのに役立ちました。引き続き他の本も読んでみよう。


明日は、息子と高野山に行く予定。父子の遊びまくりの1週間もこれで終わりだ。それにしても、よく遊んだな。

1.ポニョ
2.甲子園+温泉
3.海+りんくうモール
 〈妹誕生で1日やすみ〉
4.天王寺動物園+新世界+海遊館
5.カンフーパンダ

母親べったりの息子が、母親と離れて我慢してるのが可愛いぞ(親バカ)。「お兄ちゃんだから」って腕組んでえばっております。

と、息子と遊んでばかりで、私の夏休みの宿題であるコトラーの巨大本を読み終えてない・・・。せっかく、こんなアホみたいな分厚い本を持ってきたんだから、読まねば。

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2008年08月06日

「企業変革力」ジョン・P・コッター著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

夏休み前から読み始めた本。珍しくじっくりと読んだスゴ本です。

構成は以下のとおり
第1部 変革に伴う課題とその解決
 (企業変革はなぜ失敗するのか成功する変革とその源動力)
第2部 八段階の変革プロセス
 (危機意識を生みだせ変革を進めるための連帯ビジョンと戦略を作る ほか)
第3部 変革の持つ意味
 (これからの企業像リーダーシップと継続的学習)


覚えておきたいのは、この本のキモである以下の「大規模な変革を推進するための8段階のプロセス」。順番を間違えずに、一つ一つのプロセスを丁寧に、すばやくこなす必要があります。
1.危機意識を高める
2.変革推進のための連帯チームを築く
3.ビジョンと戦略を生み出す
4.変革のためのビジョンを周知徹底する
5.従業員の自発を促す
6.短期的成果を実現する
7.成果を活かして、さらなる変革を推進する
8.新しい方法を企業文化に定着させる


特に、「3.ビジョンと戦略を生み出す」の

@ビジョン⇔A戦略⇔B計画⇔C予算
@Aがリーダーシップ機能で、BCがマネジメント機能

という視点と

すぐれたビジョンに備わる特徴として挙げている、以下の6つの点は要意識だな。
1.眼にみえやすい
2.実現が待望される
3.実現可能である
4.方向を示す
5.柔軟である
6.コミュニケートしやすい

気をつけなければいけないのは、「エンパワーメントを阻害する要因」として挙げられている以下の点
・ 公式の組織構造が従業員の行動を阻害する
・ 人材の能力不足によって行動が制約される
・ 人事や情報システムが人材の行動を制約する
・ ボスの方が、従業員が新しいビジョンを遂行しようとする行動を阻害する


変革の困難さと変革を成功させる条件が整理された仕事に直結するスゴ本でした。

そして、最後の章である「リーダーシップと継続的学習」に書かれた以下の文章にも鼓舞されました。

変化のスピードが速まるに連れて、学習を続ける意志と能力が、個人のキャリア上の成功と、企業の業績上の成功にとって不可欠の要件となる。

「学び続けること」の強みが、大切な時代です。学び続けること、続けるために「学ぶことを楽しむこと」。人と会って話しをして、本を読み、ブログに書く。筋トレみたいなものですね。これからも継続していくつもりです。


出産立会いで昨晩は3時に寝て昼頃起きたし、完全にリズムが夜型になってしまったな。明日は、お兄ちゃんとなった息子の夢の一日「動物園」&「水族館」のため、朝イチで出なくては。
そろそろ寝なきゃいけないんだけど・・・、固めの本でも読んでみようかな。


本書はスゴ本です。変化が激しい時代なので、読むか読まないかで差が付く本だと思います。お勧めです!!
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2008年07月23日

「カンブリア宮殿 村上龍×経済人」村上龍著

お勧め度晴れ晴れ

TV東京でやってる村上龍のトークライブ番組をまとめた本です。

構成は以下のとおり
トヨタ26万人の人事戦略 (張富士夫 トヨタ自動車株式会社)
少年よ 感性を磨け (岡野雅行岡野工業)
次世代ネットビジネスの主役たち (笠原健治 ミクシィ、近藤淳也はてな)
ビジネスマンよ!大志を抱け (北尾吉孝SBI)
夢を実現するための行動力 (渡邊美樹 ワタミ株式会社)
『ニッポン企業のリーダー像』とは? (古田英明縄文アソシエイツ)
プロデュースの力~芸能をビジネスにした男が語る (堀威夫 ホリプロ)
女性がついていきたくなる “女”が語る経営術 (野口美佳株式会社ピーチ・ジョン)
あくなき挑戦と突破力 (澤田秀雄 株式会社H.I.S)
ライブドアとは何だったのか (平松庚三株式会社ライブドア)
ムダで儲ける経営術 (松浦元男樹研工業)
ヒットの法則 物語で客の心をつかめ (伊藤信吾男前豆腐店)
目覚めよ!ニッポンの営業マン (宋文洲ソフトブレーン株式会社)
社員ひとりひとりが主役 (稲盛和夫 京セラ)
成功の鍵は“ツキ”を導く行動にあり (吉田潤喜ヨシダグループ)
テレビ通販の話術師 (田明株式会社ジャパネットたかた)
セレブを魅了!世界ブランドを作る男 (寺田和正サマンサタバサ)
あくなき技術への挑戦! (福井威夫 本田技研工業株式会社)
経験を生かして強みを伸ばせ (原田泳幸日本マクドナルド)


特に響いたのは以下の点
ムダで儲ける経営術 (松浦元男樹研工業)
一つ言えることは、自分がとても純粋な気持ちでいると、変な人は近くにきません。私どもは海外に11社、合弁企業があります。韓国、台湾、中国、シンガポール、タイ、マレーシア。1社も契約書がありません。全部、口約束です。
すごい性善説なのです。
新入社員の採用も、誰でも同じような可能性と潜在能力があるはずだという理由で、先着順。
ここまで信じてくれたら、社員も、やるっきゃないよな。

また、本章での、龍氏の以下の文章には激しく共感
才能というのは、あることをいくら考えてもいくら勉強してもいくら実験してもいくら作業しても「飽きない」ことを指す。


ライブドアとは何だったのか (平松庚三株式会社ライブドア)
ネガティブに考えていてもネガティブスパイラルに入っていくだけですが、ポジティブに考えると、ポジティブなスパイラルに入っていく。他にもいい影響を与えていくんです。
ホリエモンが逮捕された後、ゴタゴタしてる会社の社長をやって、このセリフが出て来るのは凄みを感じました。


あくなき挑戦と突破力 (澤田秀雄 株式会社H.I.S)
明るく振る舞うんですよ。トップが暗くなると、会社全体が暗くなります。逆にトップが明るいと、問題が起きて大変だけどこの会社は明るいじゃないか、と思います。ですから問題が起きた時こそ、絶対に明るくするべきだと思います。

明るさだけは自信があるので、読んでて勇気付けられました。

ただ、厳しい局面でも明るくいられるかというと・・・、わからんなぁ。

一気に読むと、デキる人の共通点が見えてきますね。
本書は、一気読みをお勧めします。







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2008年07月22日

「携帯から「金」をつくる!」相原正道著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

金やプラチナなどの貴金属類や、パラジウム、インジウムなどハイテク産業に欠かせない希少金属(レアメタル)をいらなくなったPCやケータイ等から取り出すことを事業としている横浜金属株式会社について書かれた本です。

スゴ本です。(というか、スゴい会社だな)
「未来をつくる資本主義」スチュアート・L・ハート著を何年も前から実践している会社ですね。

私の地元、相模原の企業じゃないですか。嬉しいですねぇ。相模原市初の日本経団連会員会社だそうです。
こんな素敵な会社が地元から出たのは誇らしいな。

環境に良い循環型の社会に役立つ事業というだけでなく、
知的障害を持つ人たちや、刑務所の中に服役中の人たちに働く場を提供までしてるのです。人件費の節約という理由からであっても、結果的に、素晴らしいことをしてるってのも格好良いなぁ。

構成は以下のとおり
第1章 日本経団連からの案内状
第2章 都市に眠る膨大な金鉱脈
第3章 損をしない貴金属リサイクルビジネス
第4章 「環境リサイクル」という新たなるブランド
第5章 貴金属リサイクルビジネスの成功の秘訣
第6章 社長職にこだわりがない三代目、比嘉成夫
第7章 最大の鉱脈は宇宙鉱脈


中国での事業にも着手しているということで、「未来をつくる資本主義」スチュアート・L・ハート著のBOPに対しても動き始めているスゴい会社です。

私は、あまりTVを観ないので知らなかったのですが、TV等にも取り上げられているようですよ。相模原のジモピー、環境に関心がある人は、ぜひ、一読を!


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2008年07月12日

「最強組織の法則」ピーター・M・ゼンゲ著

お勧め度晴れ

暑い中、模様替え。インナーマッスル強化月間とするため、TVの前に巨大なスペースを作りました。TV観ながらゴロゴロするぞ!!
それにしても、あぢ〜っ・・・。

本書の構成は以下のとおり
1.最強組織の条件
2.システム思考革命
3.ラーニング・オーガニゼーションの構築
4.創造への課題
5.組織学習の新しいテクノロジー


ロイヤル・ダッチ・シェル 企画部長のアリー・デ・ジウス氏の言葉
「競争相手より早く学べる能力、それが競争力を維持する唯一の鍵である。」

でも、

ひとりひとりの管理職のIQが120を超えても、集団ではIQ63になってしまうということがなぜ起きるのか?

「対話」による共同思考が必要なのだけど、それを妨げる7つの障害
1.職務イコール自分
2.敵は向こうに
3.積極策の幻想
4.個々の出来事にとらわれる
5.ゆでられた蛙の寓話
6.体験から学ぶという錯覚
7.経営チームの神話



ビールゲームの教訓
1.構造が行動を左右する
2.人間組織の構造は複雑微妙である
3.考え方を蛙ことが改善につながる


等の問題点が、具体的に書かれております。

また、システム思考の法則は、スタッフとして使えるので、頭に入れておきたい。
1.今日の問題は昨日の「解決策」から来る
2.システムは押せば押すほど強く押し返す
3.状況はいったん好転してから悪化する
4.安易な出口は通常元に戻る
5.治療策が病気そのものより問題なことがある
6.急がば回れ
7.原因と結果は時間的・空間的に近接しているとは限らない
8.小さな変化が大きな結果を有むことがある。しかし一番効果のある手段はしばしば一番見えにくい
9.ケーキを手に入れ、しかも味わうことができるー同時にではないが
10.一頭の像を分割しても子象2頭にできない
11.罪をかぶせる外部はない

他にも、役立ちそうなことは書かれているのですが、ちょっと空中戦すぎて、自分の立場で具体的にアクションにつながるかというと、ちょっと厳しいな。

自分のステージが上がった後で、読み直した方がよさそうな本でした。






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「米で起業する!」長田竜太著

お勧め度晴れ晴れ

友人や先輩と「ITの次は何かな」って話を時々するんだけど、「農業」って考えてる人、多いね。(僕もです。)

それが正しいとすると、時代を先取りしてるのが著者だな。

本書の構成は以下のとおり
序文 コメは儲からない?
はじめに 農業とコメは、可能性がビックな産業!
1.変歴専業農家誕生
2.幸福は、行動の積み重ねだけが保証する。
3.第一次産業が最先端産業になれる。


1.の著者の経験も興味深いですが、著者の思いが書かれた3.が良かった。

特に響いたのが、以下の文章

ここ100年の産業と人の欲求という視点から見ると、モノが豊かで便利になることがより幸せであり、そのモノへの欲求が人の生活に進化をもたらしたことも事実である。
ただ、どうもこれまでの100年の道と同じ道を、これからの100年が歩むとは考えられない。それはモノに対する欲求が、だんだん弱くなってきているのではなく、モノよりも「あるもの」を求める欲求がだんだん強くなってきているように思うからである。
その「あるもの」とは「命を守る」ということである。BSE(狂牛病)にはじまり、鳥インフルエンザなど食からくる命への不安。また、9・11のようなテロやイラク戦争、北朝鮮というような世界情勢からくる命への不安、さらに地球温暖化による環境変化、異常気象による食料不足からくる命への不安・・・・。


また、トレーサビリティを前向きに捉えた以下の文章も素敵です。

いまこそ我々農業者が、コミュニケーションという提案を消費者側に示し、この責任追及システムとしてのトレーサビリティの概念ではなく、コミュニティによる信頼関係により、有機的な人との交わり手段としてトレーサビリティの概念を考えるべきである。

農業が気になっている方は一読を。
もう行動を起こしている人がいます・・・・。
(そいえば、オレ、農学部、受かってたんだった。)



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「財務3表一体理解法」国貞克則著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

スゴ本です。
「会計も、全体像をつかんでから、個々を理解したいなぁ」なんて、思ってたので、タイトルに惹かれ読んでみたら、大正解。

著者は、六本木ヒルズのビジネススクール(アカデミースクール)や、日経ビジネススクールで会計研修を行っている経営コンサルタント。

たとえMBAを持ってても、会計の苦手意識を持っていた著者が考え出した「財務3表一体理解法」、スゴイです。会社の仕組みと連動した財務3表の動き・・・、と書くと、当たり前じゃん!って思うかもしれませんが、個々の取引で、どの項目が変化し、その理由までわかる人って、そんなに多くないんじゃないかな?

この本を読めば、理解できますな。地味なタイトルだけど、ホントのスゴ本だ。

本書の構成は以下のとおり
1.会計は難しくない
2.財務3表の構造を知ろう
3.財務3表1体理解法−基礎編
4.決算書を読み解くツボ
5.新会計基準もわかる 財務3表1体理解法−発展編


まずは、1.2.がGood。
大枠はこんな感じ

会社の活動は、以下の3つ。それぞれが、財務諸表に結びついているという大枠から入っているのがわかりやすい。
@「お金を集める」
   → 貸借対照表(BS)の負債の部
A「投資する」
   → 資産の部
B「利益を上げる」
   → 損益計算書(PL)
※ 現金の動きを下から@ABと整理したのが、キャッシュフロー計算書

そして、肝は、BS,PL,キャッシュフロー計算書が「つながっていること」。


また、後半の基礎編は、会社を設立し、設備を整え、利益が出る等の個々の取引毎に3表の動きを開設しており、非常にGOOD!!

これまで読んだ会計本のなかでは、一番良かった。
まずは、大枠(全体像)をおさえたい人に、お勧めです。

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2008年07月05日

「未来をつくる資本主義」スチュアート・L・ハート著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

スゴ本だとは聞いていたが、ホントにスゴ本でした。

私が最初に就職する際の基準は「社会に良いことをビジネスとしている企業」であること。

転職する時の基準は、「社会的に悪いことをビジネスとしていない企業」であること。(→無駄な事の素晴らしさもあるなと思って・・)

本書を読み、「より積極的に社会に貢献することをビジネスとしている企業」で自分が貢献したいし、現在、働いている会社がそうなることに貢献したいと思うようになりました。

本書の構成は以下のとおり
1.企業責任からビジネスチャンスへ
2.不調和な世界
3.持続的価値ポートフォリオ
4.創造的破壊と持続可能性
5.下向きの大躍進
6.ピラミッドの底辺を目指して
7.帯域幅の広い企業へ
8.ネイティブ力を身につける
9.持続可能なグローバル企業へ


まずは、「1.企業責任からビジネスチャンスへ」で、社会問題・環境問題に対する企業の姿勢が述べられております。整理するとこんな感じ。

〜1960年代は、企業は環境・社会的に悪影響を与える存在であった。

1970年代に入ると、それを規制で取り締まるようになってきた。
その結果、環境・社会問題のコストを企業が認識するようになった。

1980年代半ばから、1990年代は、企業は積極的に、環境保護、汚染防止に取り組むようになってきた。

1990年代半ばから現在は、環境や社会問題をビジネスで解決するようになってきた。

プリウスは、環境問題を技術で解決しようとした例ですね。

また、既に、ユニリーバの子会社であるHLLやセメックス等々、経済ピラミッドの「最下層」(Bottom of the Pyramid=BOP)向けのビジネスをしている企業もあるそうです。

環境問題とBOPを組み合わせ、人数が多いBOP向けのビジネスとして環境負荷の低いモノ・サービスを提供することは、環境・社会問題に「リバレッジ」が効くので、「非常に良いこと」ですね。


環境パフォーマンスと経済的パフォーマンスは必ずしも二者択一ではないのだ。創造力と想像力を使えば、世界の最も難しい環境問題を解決し、同時にお金を儲けることも可能なのである。

「良い事をして、お金も稼げる」という時代だな。

僕らは、非常に素敵な時代に働いてるのですね。
いつまでも手元に置いておきたい本でした。
また、多くの人に読んで欲しいなと思った1冊でした。スゴ本です。






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2008年06月24日

「ファンキービジネス」ヨーナス・リッデルストラレ+シェル・ノードストレム著

お勧め度晴れ晴れ

坊主の上司と差別化を図るため、先週末からヒゲを生やしてみました。ヒゲの方が伸びるのが早いので、現在、髪の毛と同じ長さでいい感じです。
でも・・・、次の土日で、またカバーなし坊主にする時には、ヒゲ、剃るんだろうな・・・。頭がつるつるで、ヒゲが生えてるっても、ちょっと違うよな。と悩み始めております。

2001年の出版とちょっと古いですが、話題になった本ですね。メガネのスキンヘッドが2人でひたいを付き合わせて叫んでいる表紙が、ムチャクチャインパクトがあり、気になってました。

著者の2人、スウェーデンの名門大学で教鞭を取ってて、自分達の抗議や講演を「ギグ」と呼んでいるそうです・・・。格好良いぞ・・。

構成は以下のとおり
1.ファンキータイムス
2.ファンキーパワー
3.ファンキービレッジ
4.ファンキーカンパニー
5.ファンキーユー
6.フィーリングファンキー


原文のトーンに合わせて翻訳したためかどうか知らないのだけど、文章が「プレイボーイ」調というか、ロックシンガーのインタビュー調というか、ファンキーなのですが、ITによりフラット化された社会で、どうビジネスするかって内容は考えさせられます。特に、刺さった点は以下のとおり。

コングロマリットを批判して
サンタクロースをもう信じていない者は、シナジー効果も信じてはならないのだ。
上手い比喩だな。「サンタクロースをもう信じていない者は・・・」というフレーズは使えるかも

リーダーの条件として
ビジョンを反復して伝えること、そして慎重に鈍化されたメッセージを送ること。だが、それだけでは十分ではない。魅力的な話をする才能も要求される。本物のリーダーとはCSO(チーフ・ストーリーテリング・オフィサー)=最高の語り部だ。
はぁ・・、上司達の顔が浮かびました・・。みんな、それぞれ上手いもんなぁ〜。努力あるのみ!

ファンキーなリーダーはストーリーを作り、それを広める。連中は自分たちのストーリーや、身の周りに起きるストーリーを通してメッセージを伝えるのだ。
イケアのリーダーは空港の行き帰りにバスを使うとか、いわゆる伝説ってヤツですね。スタッフとして、これは覚えておきたいテクニックですね。


組織にしろ、個人にしろ、メッセージに自分の思いを込めることは難しくなっているのではないか。人を説得しようと考える代わりに、人の情愛(A)、直感(I)、欲望(D)に訴えるように、AID=援助するべき時代がきたのだ。

理屈の部分で差をつけるのは難しい時代になってきた。対象に対する愛情こそが差別化できるポイントという主張は、アップルの成功があるので、非常に納得できます。

他にも、いわゆるフラット化の解説や、会社のあり方等々が、ファンクな文章でわかり易く書かれております。
ファンクな文章、ちょっと読むのに疲れるけど、非常に内容が濃く、時期を変えて、また読む価値がある本だなと思っております。
大企業に違和感がある方は、ぜひ一読を!

また、顔も頭もツルツルにしようかなぁ〜





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2008年06月21日

「大逆転の経営」エイドリアン・J・スライウォツキー著

お勧め度晴れ晴れ

読み終えた次の日(金曜)に、偶然、「この本、いいよ」と勧められました。こういうこともあるのですね。
読む本がシンクロするってのもあるのですな。

伊藤元重
さんが監訳をされてます。

本書の構成は以下のとおり
序.リスクを機会へ
1.オッズ(成功確率)を変える
2.なぜ顧客に驚かされるのか?
3.業界の分岐点
4.無敵のライバル
5.ブランド
6.業界全体の低迷
7.成長が止まる時
8.宝の島
終.戦略リスクをチャンスへ変える


オッズ(成功確率)を変えるというアプローチが新鮮でした。

また、ファッションブランド「コーチ」の躍進の説明において
実際のところ、進化というものは驚くべき数のバリエーションの中から最も効果的なものを見つけ出すプロセスで進んでいくものだ。
という文章では、多くのトライ&エラーのプロセスが必要ということを再認識させられました。

顧客からのメッセージ、提携に対する考え方、ノーサプライズ経営等、勉強になりました。全体的に経営層向けに書かれた本ですので、スタッフとして経営者の考えを理解するという視点で、今後、活かして行きたいと思っております。

また、将来、ステージが上がった際(上がれるのか???)には、再度、読み返してみたいなと思っております。

さすが、あちこちで勧められてる本ですね。


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2008年06月14日

「ルネッサンス」カルロス・ゴーン著

お勧め度晴れ晴れ

以前から気になってたんだけど、よ〜やく読みました。流行ってる頃は読まずに、落ち着いてから読む、次の日のカレーは美味しい方式です。


最初から最後まで興味深く読めました。

構成は、以下のとおり
1.形成期
2.ミシュラン
3.ルノー
4.日産
5.家族・世界


改めて読むと、日産は素晴らしい経営者に巡り会えて良かったなと思うです。

特に、響いたのは以下の点

これまでの教訓から、痛みを伴う決断を下さざるを得ないときは、速やかに決然と行うほうが望ましいことが分かっていた。避けて通っても痛みを長引かせるだけだ。
問題解決に責任を負い、あいまいさを排除した言葉で今後の手順と期待できる効果を説明できることができれば、人々は自己犠牲を払ってでも理解を示し、ついてくるものだ。


戦略を中央集権化し、ガイドラインや基準を確立し、重要な目標を明確に示し、長期計画を立てる。この作業が終わったら、しかるべき担当者を選んで、あとはそのチームにバトンを渡して走らせればいい。いちいち口を出したり、覗き込んだりして、ミクロ・マネジメントに陥ってはならない。

すごく明確ですね。

堅苦しく読みづらい本だと思っていましたが、非常に読みやすく楽しみながら読む事が出来ました。逆境を乗り越えて来た実体験がリアルに描かれており、お勧めです。



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2008年06月12日

「挑戦―日本郵政が目指すもの」西川善文著

お勧め度晴れ

現在、出張先のホテルでブログを書いております。
ビジネス部門になってから初めての出張です。仕事しながら新幹線で来たのですが、新幹線での仕事がはかどりました!!機密性が高い仕事が出来ないのが難点ですが、「他に読書以外やることがない」という点が、集中できますね。

実は、行きの電車で読み終えた本が2冊あるのですが、重たいので会社に置いて来ました・・・。明日以降、書きます。


郵政民営化について、ある程度知っとかなきゃと思って、本書を読んでみました。

著者は日本郵政株式会社の初代社長の西川さん。

日本郵政公社は、民営化により、郵便局、郵便事業、郵貯、簡保の4つの事業会社と、これらの持ち株会社の日本郵政に分かれたのですが、西川さんは持ち株会社の社長となります。

構成は、以下のとおり
第1部
 1.負けず嫌いは生まれつき
 2.男子の本懐
第2部
 3.新たな戦いの場へ―日本郵政のトップとして
 4.すべての批判に答えよう
 5.民営化で何が変わるのか
 6.あたらしいふつうをつくる


第1部は、著者へのインタビュー(QA方式)
第2部は、民営化の必要性や今後について、書かれてます。


郵政の現状・姿勢について、理解がすすみました。郵政民営化の入門編としては、お勧めです。
もうちょっと突っ込んで知っときたいな・・・。

そう、この出張の目的は、大人数のMtg.の仕切りです。上司不在のアウェイで大人数のMtg.を仕切るので、やや気負ってます・・・。(技術面においては、信頼できるサポートと一緒なので安心してます。)

夕方のMtg.で使う企画書も出来てないしな・・・。これから集合時間までの間、Mtg.準備&企画書準備です。

posted by J at 05:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月09日

「稲盛和夫の実学」稲盛和夫著

お勧め度晴れ晴れ

数字、強くなりたいのですが、これまで比較的、縁がなかったもので、頭と感覚にズレがあるんですよねぇ〜。
斜め上からも、「お前は数字を勉強した方が良いぞ」と言われてて、過去を含め、いくつか手を出してるんだけど、そもそも論から入らないとしっくりこないもんで・・・・・。

本書は、サブタイトルに「経営と会計」とあるのですが、稲盛さんが肌感覚も合わせて理解された「会計」が、肌感覚と理論のズレがあることを認めた上で書かかれております。

構成は以下のとおり

序 私の会計学思想
1.経営のための会計学
 1)キャッシュベースで経営する
 2)1対1の対応を貫く
 3)筋肉質の経営に徹する
 4)完璧主義を貫く
 5)ダブルチェックによって会社と人を守る
 6)採算の向上を支える
 7)透明な経営を行う
2.経営のための会計学の実践



「決算の結果、今月いくら利益が出たと経理は報告してきたが、そのお金はいったいどこにあるのだろうか?」ということが、これまで述べてきた経営のための会計学の出発点なのである。

コレです、コレ。恥ずかしながら、頭の理解は多少進んでも、感覚的には、「お金はどこ?」っていうのがあるのです。

感覚と理論を合致させることが出来れば、肌感覚として理解することになるんだと思ってます。ちょっとだけ、近づいたかな・・・。

「宗教」っぽいイメージが定着してて、読まず嫌いでしたが、稲盛さんの著書、良いですね。先輩にも勧められてるし、他の本も読んでみよう!数字音痴なビジネスマンの入門書として、おススメです。

posted by J at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

「ソニー「出井」革命」立石泰則著

お勧め度晴れ晴れ

朝型宣言

・翌日が仕事のときは9時以降にPCをやらない

って宣言したので、この時間、ブログを書くのはすごく贅沢な気分です。
(ちょっと眠いけど・・・。)ただ、読むスピードに書くスピードが追いつかず、書かなきゃいけない本が溜まってしまうので、頑張って書かねばなりません。しかも、10時からサッカー代表戦だし。

本書は、最近一緒に動かせてもらって、いろいろ勉強させてもらってる先輩(朝型宣言もこの先輩から刺激され始めてみました)から、「改めて読んでみ」と貸してもらって読んでみました。

出井さんが、きっちり先を見通してたことに、改めて気付かされます。

3つのチャレンジ
1.本業のエレクトロニクスの挑戦
2.エンタテイメント・ビジネスの挑戦
3.エレクトロニクスとエンタテイメントを融合し、新しい事業領域を開拓する。


3.だよねぇ〜。i-Podがまさにコレだもんなぁ・・。

売って終わりじゃない、SECOMのビジネスモデル、やりたいなぁ。

出井さんは、僕が就職した頃の若手サラリーマンのアイドルでした。
改めて、時代の先をきっちり見据えてた人なんだなぁと思ったです。

さて、お惣菜屋で買ったモツ煮込とビールで、これからサッカー観戦っす!


posted by J at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

「経営者になる 経営者を育てる」管野寛著

お勧め度晴れ晴れ晴れ

時々、お勧め本を紹介してくれる斜め上(よく考えたら、私、メインのレポートライン以外に、いくつかラインがあるんだけど、そのうちの1人だった。真上?いや、やっぱ斜めだな。)が、「本書はいいぞ」と貸してくれたので読んでみました。

この斜め上の人が教えてくれる本のヒット率は、むちゃくちゃ高いのですが、案の上、本書もスゴ本でした。

以下に「響いた箇所」をご紹介します。

背景となる日本の平穏な事情環境の変化
 1.高度成長から成熟経済へ
  → 収益力向上・新しい価値の提供へと競争の軸が変化
 2.インフレ経済からデフレ経済へ
  → 借り入れに頼った経営ではバランスシートが痛み、損失が発生
 3.メガ・コンペティション(大競争の時代)」に突入
  → 強力なグローバル起業との競争が避けられなくなった。

こうした競争環境の変化のなかで、経営者こそが、企業の競争優位を決定づける最大の要素になってきたのである。

基本的には経営者の基本行動は、次のように構造化できる。
1.自社の置かれている市場環境を正しく認識する。
2.目標を決める。
3.目標と現状のギャップを正確に認識する。
4.ギャップを埋めて、目標を達成するための戦略・実行プランを立案する。
5.社員に対して、目標、戦略・実行プラン、なぜそれをやり遂げなければいけないのかを正しく伝え、目標達成に向けてモチベートする。(動機づける)
6.組織として、戦略・実行プランを実行する。
7.プランの進捗状況・結果をモニターする。
8.結果を解析し、必要に応じて軌道修正する。

しかも、これらのことを企業として、競合を上回るスピードで実践し、競合を上回る頻度で繰り返す必要がある。


経営者って、タフじゃなきゃ出来ないよなぁ・・・。
スタッフ的な役割を果たすことも多いので、これらはきっちりおさえておきたい。


本書で書かれている「経営者のスキルセット」については、まとめるとこんな感じかな。

科学系スキル
 1.マネジメント知識
 2.ロジカル・シンキング
アート系スキル
 1.強烈な意志
  何が何でも結果を出すという強い意志
 2.勇気
  1)トレードオフを理解したうえで、どちらかを捨てる勇気
  2)不完全な情報下でも必要なタイミングで決断する勇気
  3)やめる勇気、変える勇気
  4)必要ならば情を捨てて人を切る勇気 
  ※ リスク管理
   1)失敗する確率とダウンサイド・リスクを最小化すること
   2)失敗しても落ち込まず、失敗から学習すること 
 3.インサイト
   ロジカルシンキングでは気がつかない本質や視点、切り口を思いつく力→フレームワークやロジカルシンキングの欠点を補完
   インサイトの使い方
    1)フレームワークを壊してつくり直す時
    2)視点を変える時
    3)フレームワークをつくり上げる時
   インサイトの養い方
    1)一歩引いて本質を見るクセをつける
    2)「2極性」で発想するクセをつける
    3)自分が「何にハマっているか」を客観視するクセをつける
    4)定石は必ず壊して進化させるクセをつける
    5)他人の頭を使うクセをつける
 4.しつこさ
    考えるしつこさ
    実行するしつこさ
 5.ソフトな統率力
 「ハードでフォーマルな方法で強制的に指揮命令・コントロールするのではなく、経営者の掲げる”夢”の魅力の強さ、あるいは経営者自身の人間的魅力の強さで組織の構成員を魅了し、組織の構成員が経営者の目指す方向に自ら賛同し、やる気を出して、自発的に考え、意思決定し、行動することにより、組織が結果を出すように仕向ける力」
  1)夢:夢を掲げる能力
  2)共有:夢を「共有」する能力
  3)チャーム:経営者の人間的魅力

特に、「2.勇気 4)必要ならば情を捨てて人を切る勇気」の以下の文章には、思わず鳥肌が立ちました。こうあるべきですね。
無私・倫理観は、特に「必要ならば情を捨てても人を切る勇気」を正しく使うために不可欠な要件である。
まず、経営者とは「結果を出す人」であることを再確認したい。結果を出すために必要ならば、情を捨てて人を切ることもためらってはいけない。特に、経営層に近づけば近づくほど、「結果を出せなければ去る」のは常識と考えるべきである。たとえ過去に成果を上げていても関係ない。いま、成果を上げているかどうかだ。


本書では、これらの「スキルセット」の習得方法についても触れているのですが、これも非常に良い!真似するです。

ロジカルメッセージとエモーショナルメッセージを切り分け、エモーショナルメッセージを以下のように意識
Mtg.前:伝えるエモーショナルメッセージを考え、メモする
Mtg.中:ロジカルメッセージだけでなく、エモーショナルメッセージを意識、メモする。
Mtg.後:相手方のエモーショナルメッセージをメモする。

スキル習得法
1.特定のスキルを習得したいという強い意志を持ち、目標を定める。
2.集中する。一時期に一つのスキルの習得に専念する。手を抜かない
3.スキル習得の訓練法を編み出す。訓練法の要件
  1)具体的で、身体でアクション可能
  2)納得し、自分で組み立てる
4.訓練を愚直に何回もしつこく繰り返し実行し、身体で覚える。
5.習得状況を書き留めてモニターする。
  1)本当に身に付いているか
  2)予定と乖離があるか。あるとすればなぜか。
  3)乖離を埋めるためにどんな手を打てばいいのか
  4)「書き留める」
6.繰り返しの実行の結果として、スキルを「習慣化」させる。
  1)最低限でも意志の力で習慣化できるレベルまでもっていく
  2)究極的には、無意識でも自然体で習慣化できているように
7.習慣化が完成したら、次に習得すべきスキルに移ってステップ1から繰り返す。


どうです??中田英寿さんが短い距離のパスの練習を淡々と繰り返したってエピソードを思い出しました。

経営スタイルの「選び方」と「徹し方」
1.その時の経営環境から、経営者として演じることが必要な役回りを見極める
2.意志の力で、自然体の自分ではなく、自分が演じるべき役に徹する
3.最も重要な役回りに徹する。同時に二つ以上の役回りを演じることは避ける。


いつものように、勝手に斜め上の意図を勘ぐると、多分、コレだな。
「お前も、いい加減に、『選び』『徹しろ』。」ということだと思うです。「選んでる」つもりですが、「徹しきれてない」んだな。

取得方法に従い、スキルセットを身に付けよう。ハックはかなり身に付いたと思うので、次は・・・

posted by J at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

「おもてなしの経営学」(3)

今日は、夕方からハーフコートサッカー!!
無駄にデカイ体の入れ方は何となくわかってきたので、今日のテーマは早いグラウンダーのパス!つい浮いちゃうんですよね・・・。

著者と西村博之(ひろゆき)氏との対談から

中島 ウィンドウズチームでの上司はデビット・コール、その上に副社長のブラッド・シルバーバーグがいたんだけど、そのブラッドが「これからはインターネットの時代だ」と確信していて、僕がウィンドウズを放ったらかしにしたまま別組織でウェブブラウザを作りまくったり、そのために人員を勝手に盗んでも逆に喜んでくれていた。
そんな僕を横目に、ウィンドウズチームの主要メンバーが予算申請のために、インターネットのイの字も入っていない次期ウィンドウズの仕様書をブラッドに見せに行ったら、散々にけなされてしまった。戦略的にメリットのあることをやっている奴はかなり好き勝手なことをしていても放っておくけど、間違った方向に進んでいる奴はバーンと叩く。そんな経営方針だったね。

この記述は参考になりました。つい部門とか役割にこだわっちゃって、自制しちゃうんだけど、こういうことですな・・。
好き勝手して放っておかれるも良し、間違った方向に進んでバーンと叩かれても良し、とにかく動こう!


著者と元マイクロソフト社長 古川亨氏との対談から

古川 あるエンジニアの人に、仕事人にはふたつのタイプがいるという話を聞いたことがあるんだ。「上を見て」仕事するタイプと、「天を見て」仕事をするタイプ。上司の顔色や直近の自分の損得だけで動くのが「上を見て」仕事する人。「天を見て」仕事をする人は、会社や上司のためではなくお客様のためにいい仕事をする。この技術が未来につながるとか社会的に必要だという美学を貫き、自分の信条を持って働く。
「天を見て」仕事をする、良い言葉ですね。この美学に上を含めた多くの関係者が好んで巻き込まれるんだな。

中島 実際のビジネスではその場で判断しないといけない状況が多いものだけど、自分で決めるとその責任を負うから上司に指示を仰ぐのは日本の会社。全員がビル・ゲイツのように考えているから、その状況でビル・ゲイツならどのように判断するのかがわかる、というのがマイクロソフト。一生懸命考えたけど、あとからジョブズが来て一気に変わってしまうのがアップル。
この分析は興味深い。見習うべきは、マイクロソフトの社員だな。

最後に、著者と梅田塾長の対談から

中島 今年からはJavaScriptを使ってオープンソースに貢献しようと決めました。JavaScriptはしばらく書いていなかったし、僕よりも得意な若者はごまんといる。僕の書いたものをオープンソースで公開すれば、それを見て彼らはいくらでも批判できる。さらすということは、僕が鍛えられるしかない。
「さらすということは、僕が鍛えられるしかない。」って良い言葉ですね。私も、さらし続けていきたい。

出井さん時代のソニーがi-Podを出せなかった理由として
梅田 もしかしたらギーク・スーツ論というより、ハードウェア・ソフトウェア論のほうが大きいかもしれませんね。
激しく同意!ハードの世界で成功体験を持ってる人が、インターネットに対応できるかというと・・・成功体験が足を引っ張ってしまうのかもしれませんね。

梅田 最近のグーグルについては、ふたつの視点が重要だと思う。
ひとつは、経営的な常識で言えば、グーグルの事業上のコア・コンピタンスは検索の周辺にしかないこと。それ以外はすべて新事業とR&D。たとえばグーグルドックスについては、マイクロソフトがオフィスで稼いでいるところを取りに行く新しい挑戦だし、グーグルブックサーチも、投資額の大きいR&Dプロジェクトですね。
もうひとつは、グーグルという会社自身が「シリコンバレー化」していること。これがグーグルの新事業とR&Dを考えるうえで最も重要なポイントです。シリコンバレーは多産多死の世界で、ベンチャー企業100社のうち5社ぐらいが成功すればエコシステムとしてうまく回る。残り95社は全部失敗してもかまわない。

この記述の後、グーグルが2,3人のプロジェクトを回しているのに対し、マイクロソフトは、初年度100億円以下のプロジェクトを止めてしまっていたという記述があります。数打ちゃ当たるってのが、新事業には必要なんだろうなぁ〜。

梅田 本当に、シリコンバレーで僕ほど理系的なセンスのない人間はいないと思いますよ。ものよりも言葉や人に興味が強いし、ひとつの物事を深堀りするよりも、常に全体を俯瞰したくなるタイプだから、ギークの素質がないんですよね。
おぉ〜、やっぱり塾長っす。「ものより言葉や人」「深堀りするよりも、常に全体を俯瞰」って、私と同じ志向性だぁ〜。

そういえば、「私塾のすすめ」について書くと言っておきながら、全然ですな。

posted by J at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

「おもてなしの経営学」(1)

さて、書くぞ!


「おもてなし」とは
「ユーザー・エクスペリエンス」の日本語訳をブログで募集した際に、それに応募したNaotakeさんの案で、著者が普及させようとしている言葉だそうです。直訳だと、「ユーザーにとっての体験」のこと。

本書では、「ユーザー・インターフェイス」とは似てるけど、違うとして、ディズニーランドやスターバックスを例に「おもてなし」を説明しております。まさに体験させるわけです。


この「おもてなし」を実現するためには

アップル・ニュートンのチーフアーキテクトのスティーブ・キャプスの言葉
「マイクロソフトのプロダクツにはソウル(魂)がない」


ソウルが重要となるのですが、この「ソウル」=「こだわり」には、以下の2種類がある
1)作るほうの自己満足のための「こだわり」
2)使う人の満足度をとことん上げるための「こだわり」

1)を著者は「床屋の満足」と名付けてますが、あの刈り上げた青い頭の絵が浮かぶすごく良い表現だと思いました。カットしてもらった直後の頭って恥ずかしいですもんね・・、「床屋の満足」ではあるけども、お客さんは満足してないわけです。

それに対し2)は、「おもてなしのこだわり」なのですね。
著者は、「おもてなしのこだわり」の例として、アップル以外に、任天堂の岩田聡社長の2005年の東京ゲームショーでの基調講演を挙げております。

また、iphoneを例に挙げ
こうやって考えてみると、iPhoneのすばらしさは、ある意味では日本人が本来得意であった「刀」や「蕎麦」で実現してきた、「職人が魂を吹き込んで作る」というものづくりの姿勢にあるのではないかと思えてくる。
普通の職人なら「刀なんて切れさえすれば十分」と思ってしまうところを、卓越した職人が「究極の切れ味」を目指して別次元の完成度に高めてしまう。同様に食べることさえできればいいはずの蕎麦を、試行錯誤を重ねて芸術のレベルに高めた蕎麦職人たち。iPhoneでは「おもてなし」にとことんこだわりを持つスティーブ・ジョブズという職人がいたからこそ実現できた、ある意味での「芸術品」なのである。

とまで述べてます。でもね・・・、私、iPhone持ってないし、iPhone持ってる人に合ったことないし・・、iPhoneがどんなだか店頭でちょっと触っただけじゃ、イメージ湧かんのです・・・。
著者がここまで言うくらいだもんな、欲しいなぁ・・・。


また、アップルがi-podで「おもてなし」を実現でき、出井さん時代のソニーができなかった理由として、スーツとギーグの対立を上げております。


そして、このスーツとギーグについて、テクノロジーの会社が伸びるときの条件を以下のようにすっきりと整理しております。
1)ギーク族の心をつかむのが上手なスーツがリーダーシップをとったとき(ここ数年のアップル)
2)抜群のビジネスセンスを持ったギークがリーダーシップをとったとき(1990年代のマイクロソフト)
3)ギークとスーツが絶妙のコンビを組めたとき(昔のソニー)


この整理を見る限り、アップルだけがこの条件を満たしているわけですね。

なので、著者は、「家電の新3種の神器」である、デジタルカメラ、薄型テレビ、DVDレコーダーに対し、アップルが何をしてくるか注目と述べております。徹底した利用者視点で、ネットワークを活用し、「おもてなし」を提供されたら・・・・、日本のメーカー、大丈夫か?

ココについては、第3部の梅田さんの対談で、更に深く掘り下げております。コレが、興味深いんだな。(後で書きます。)


本書で一番濃い内容なのが、この第1部。コンシュマー相手のビジネスをしている方は、読まないと差がつくのでは?と思いました。

また、日本刀や蕎麦といった著者独特の表現力が素晴らしい。
私、「たまにいい言い回しや表現をする」と尊敬してる人に言われたことがあり、その精度を上げ武器にしたいと思っておりました。
(「たまに」というのは褒め過ぎで、「ごくたまに」ってのが実態なんだというのは理解してます・・・。しかも、ワンフレーズ・・・。)
そんな文系の私としては、この「表現力」についても考えさせられる1冊でした。

posted by J at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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