2012年06月09日

☆☆☆☆☆「カード決済業務のすべて」山本正行著

先月の28日第1刷発行のクレジットカードビジネスを体系的に解説した本。
タイミング・内容共に、私のために書かれたんじゃないかってくらいタイムリーな1冊でした。
山本さんに感謝です!♪2週間かけて、じっくりと精読させて頂きました。

構成が物凄く整理されており、断片的な知識がスッキリと整理することが出来ました。感謝!

常に手元に置いておこうと思っている1冊でした。
各論を掘り下げる続編、出ないかな・・・。

構成は以下のとおり
第1章 決済カード業務の概要と実務
 1−1 カードビジネスの仕組み
  1 カード取引を構成するプレイヤー
   1)カード取引とは
   2)業法、主務官庁
   3)三者間取引
   4)カード取引における契約関係
  2 カード取引のフロー
   1)ショッピングの場合
   2)キャッシング・預金引出し
  3 カードの種類
   1)プロパーカードと提携カード
   2)プロパーカード
   3)提携カード
   4)ハウスカード
   5)その他のカード(サブカード)
 1−2 イシュイング業務
  1 入会・カード発行業務
   1)入会手続き
   2)初期与信(スクリーニング)
   3)発行業務
  2 途上与信(モニタリング)
   1)メリット
   2)業務の概要
   3)業法改正と与信業務
  3 不正使用対策
   1)概要
   2)不正使用の手口
   3)不正使用対策の概要
   4)国際ブランドの不正対策実務
   5)カード会社の不正対策実務
   6)不正検知システム
 1−3 アクワイアリング(加盟店)業務
  1 加盟店開拓
   1)加盟店契約
   2)加盟店契約の派生形態
    【Column】マルチアクワイアリング発祥の経緯
   3)加盟店の種類
   4)加盟店獲得(募集)方法
  2 加盟店審査
   1)加盟時審査
   2)途上審査
  3 加盟店管理
   1)加盟店管理の目的
   2)割賦販売法改正に伴う加盟店管理の強化
   3)加盟店管理の実務
   4)加盟店管理業務の課題
  4 加盟店債権の管理
   1)債権管理の範囲
   2)売上債権
   3)買い戻し特約などによる債権
第2章 カード決済ネットワークの概要と実務
 2−1 国際ブランドの仕組みと運営
  1 国際ブランドとは
  2 国際ブランドの運営
  3 国際ブランドの定義
  4 ビザ、マスターカードのブランド運営
   1)ブランド資産
   2)地域性とメンバー制による合意プロセス
   3)国際ブランドメンバー
   4)ビザ、マスターカードの株式会社化
  5 JCB
  6 アメックス
  7 ダイナースクラブ
  8 中国銀聯
 2−2 国際ブランドルール
  1 例外なくブランドルール
  2 カードフェイス
  3 偽造防止用券面細工
   1)ホログラム
   2)紫外線マーク
   3)特殊文字
   4)接触型ICチップ
   【Column】EMV化で形骸化しつつある偽造防止の役割
   5)セキュリティコード
  4 不正防止のためのルール
   1)対面決済における不正対策・ICカード化
   2)ICカード導入を目的とする「ライアビリティシフト」
   3)非対面決済における不正対策・認証サービス(3Dセキュア) 
 2−3 国際ブランドプロダクツ
  1 ブランドロゴ付きペイメントカード
   1)一般型ペイメントカード
   2)即時決済型ペイメントカード
  2 その他サービス
   1)緊急カード発行サービス
   2)プレミアムカードサービス
   3)認証サービス
 2−4 国際間の決済ネットワーク
  1 国際ブランドを介したカード取引の仕組み
   1)インターチェンジシステム
   2)国際ブランドのアクワイアリング制度
  2 国際ブランドを介したカード処理のフロー
   1)オーソリゼ―ション
   2)クリアリング(Clearing,売上精算)
   3)セツルメント(Settlement, 清算処理)
 2−5 国際ブランドを支える決済ネットワーク
  1 国際ブランドの取引の実際
   1)ビザ
   2)マスターカード
   3)アメリカン・エキスプレス
   4)ダイナースクラブ・インターナショナル
   5)その他のブランド
  2 グローバルATMサービス(PLUS、Cirrus)
   1)PLUSとCirrus
   2)イシュアーの収益とコスト
  3 国際デビットカード
   1)国際デビットカードの慨要
   2)国際デビットカードの特徴
   3)オンラインオーソリ専用デビットカード
  4 国際プリペイドカード
   1)国際プリペイドカードの慨要
   2)国際プリペイドカードの課題
  5 国際ブランド取引にかかる手数料
   1)インターチェンジにかかる手数料
   2)インターチェンジフィー
   3)ブランドフィー
   4)加盟店手数料
  6 チャージバック
   1)慨要
   2)チャージバック処理のフロー
   3)処理コストとオートチャージバックリスク
   4)国内相互取引におけるチャージバック
 2−6 国内の決済ネットワーク
  1 国内カード会社のシステム慨要
  2 情報処理センター
   1)情報処理センターの慨要
   2)主要な情報処理センター
   3)情報処理センター間の相互接続
  3 決済端末
   1)決済端末の慨要
   2)おもな決済端末
   3)BIN
 2−7 決済実務の概要
  1 オーソリゼ―ション実務
   1)慨要
   2)オーソリ電文と売上データ電文
   3)オーソリ電文の種類
   4)オーソリ電文の伝送経路
   5)フロアリミット
   6)オフライン加盟店
   7)オーソリに起因するデビットカードのトラブル
  2 クリアリング実務
   1)慨要
   2)売上データの伝送ルート
  3 セツルメント実務
  4 為替レート
   1)為替レートの決め方
   2)DCC
  5 サードパーティ・プロセッサー
   【Column】ハウスカード加盟店にみるグレーな加盟店契約形態
第3章 金融決済用ICカード
 3−1 ICカードの概要
  1 ICカードの種類・規格
   1)ICカードとは
   2)ICカードの種類
 3−2 EMVとセキュリティ
  1 EMV
   1)慨要
   2)EMV導入の経緯
  2 EMV仕様
  3 EMVのセキュリティ機能
  4 SDAとDDA
  5 EMV化の課題
   1)相互運用性の維持
   2)追加要件の発生
  5 EMVを支える施策
 3−3 少額決済スキーム
  1 日本独自のローカルサービス
   1)オープンモデルの特徴
   2)クローズドモデルの特徴
  2 おサイフケータイ
   1)慨要
   2)仕組み
  3 国際標準サービス
  4 GSMAによる標準化活動(Pay-buy-mobile, Money Transfer)

posted by J at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月31日

☆☆☆☆ 「遠足型消費の時代」中沢明子 古市憲寿著

以前から気になっていた1冊。
ようやく読み終えました。

構成は以下のとおり
第1章 「モノが売れない時代」に「女こども」が買っているモノ
第2章 「海外旅行型消費」から「遠足型消費」の時代へ
第3章 デフレ消費論・格差マーケティング論の嘘
第4章 雑貨って言うな!
第5章 「新しさ」に惹かれる私たち
第6章 キラキラ消費の未来


必要だから消費するのではなく、楽しみ(キラキラ)を求めて消費するっていう感覚はよく理解できる。

特に響いたのは以下
日本のキッチン道具売り場の風景を変えたヒット商品、ルクエ。ただし、このヒットはコラムジャパンが意識的に仕掛けた結果であり、自然発生的に起こったヒットではないのがポイントです。

自然発生的なヒットかと思っていたのですが・・・。知らなかった。

本書では、こういった楽しみ(キラキラ)を持つ商品を紹介する雑誌として、「リー」「マート」を取り上げている。
どんな雑誌なんだろう。一度、見てみよう。

小確幸を得るための楽しみ(キラキラ)、確かに、現在のヒットのキーワードですね。





posted by J at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

☆☆☆☆☆「争うは本意ならねど」木村元彦著

ドーピングの罪を着せられた我那覇選手とドクターの闘いを描いた1冊。
あちこちの書評ブログで絶賛されていたので、読んでみました。

構成は以下のとおり
第1章 誤報
第2章 異議
第3章 論争
第4章 遠い道
第5章 我那覇への手紙
第6章 美らゴール


無責任な報道と組織の力学のなかで生まれ、大きくなっていく問題に対し、Jリーグとチームとの間で、もがき苦しみながら、個としての横のつながりで戦う姿にシビレました。

個と組織との関係について、考えさせられるスゴ本でした。

posted by J at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月30日

☆☆☆  「ソーシャルメディア進化論」武田隆著

著者は、花王、カゴメ、ベネッセ等に導入した実績を持つエイベック研究所の代表取締役。早くからソーシャルメディアに着目していたこの分野の第一人者ですね。

本書の主題のひとつである
「ネットワークをいかに収益化(マネタイズ)するか?」

に興味があり、読んでみました。

本書の構成は以下のとおり
序章  冒険に旅立つ前に
第1章 見える人と見えない人
第2章 インターネット・クラシックへの旅
第3章 ソーシャルメディアの地図
第4章 企業コミュニティへの招待
第5・6章 つながることが価値になる
終章  希望ある世界


特に響いたのは以下の2点。

本書で、コミュニティの成功例として取り上げられているドクターシーラボの西井氏のこの発言は響いた。
「結局ね、メーカーのECサイトは自動販売機″じゃダメなんだと思う。もっとあたたかくないといけない。企業コミュニティだと、自分はどれくらい好きかとか、どんなストーリーでかかわっているのかとか、そういう話がメインになってくる。批評とか批判とか、他社との比較と言う客観的な話にならない。完全に主観的な話になる。僕はこれがいいんだと思う。態度変容調査をすると、客観的なコメントよりも主観的なコメントを見たあとのほうが購入してくれている。
自社サイトに来てくれている時点で、お客さまは背中を押してもらいたがっている。だからそこで、競合との比較の発言とか見せても興醒めさせてしまう。もっと、熱くていい。ファンの声をしっかりと出して、ファンどうしでつながってもらおうというぐらいでいい。」


それと、そもそも、消費者の位置づけが変わっていることを意識し直さなくてはならないな。
インターネットでは、消費者は受動的な存在ではなくなる。メッセージを受信するだけでなく自ら発信するようになる。消費者が発信するメッセージは、ときに企業が発するそれよりも強力なメッセージとして市場に受容される。このような消費者による活動を企業がコントロールしようとすると、彼らはそれを見透かし、その行為自体を批判したり茶化したりするようなメッセージを発信する。そうした不信感は共鳴を呼び、短期間でインターネットに強く伝播する。
(略)
しかし、見方を変えれば、消費者が情報を発信するという状況をポジティブにとらえることもできる。商品の周辺で、消費者によってさまざまな物語が生み出される。それは、あちらこちらで吹き上がる噴水のように、インターネット全体に広がっていく。消費者はそれらの物語と出合い、商品を物語ごと購入し、今度はそのお返しに、または決定の確認のために、自らが物語を生成する側に立つ。


消費者と企業が、まっとうなキャッチボールがしやすくなった時代になったといえるよね。
はったりではなく、キチッと消費者と向き合った企業が評価される。悪くない時代。

posted by J at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

☆☆☆☆ 「未来国家 ブータン」高野秀行著

お気に入りの辺境作家 高野氏が今年の3月に出した本書。
昨日の移動中の電車の中で、一気読み。

今回は、バイオベンチャー企業の依頼でフィールドワークをするという建前で、雪男を探しに世界で一番幸せな国 ブータンに行くのだけど・・・

構成はこんな感じ
第1章 ブータン雪男白書
 政府の公式プロジェクトで雪男調査
 雪男を捕まえた話 ほか
第2章 謎の動物チュレイ
 天国にいちばん近い村
 謎の動物チュレイ ほか
第3章 ラムジャム淵の謎
 遠野は生きている
 ラムジャム淵の謎 ほか
第4章 ブータン最奥秘境の罠
 雪男のための保護区
 幽霊を怖がってはいけない ほか
第5章 幸福大国に隠された秘密
 未来国家への道
 「自由」に苦しまないブータン人 ほか

相変わらずのマジメなんだけどハチャメチャな著者流の旅が、読んでて楽しい1冊でした。

最後のこの文章には、グッと惹かれました。
私がブータンに感じるのは、「私たちがそうなったかもしれない未来」なのである。
不思議なことに、私がこれまで見たアジア・アフリカの国はすべて同じ道筋を歩んでいるように思える。
まず欧米の植民地になる。ならないまでも、経済的・文化的な植民地といえるほどの影響を受ける。独立を果たすと、政府は中央集権と富国強兵に努め、マイノリティや政府に反対する者を容赦なく弾圧する。自然の荒廃より今の景気を優先し、近代化に邁進する。たいてい独裁政治で抑圧はひどいが暮らしは便利になる。やがて、中産階級が現れ、自由、人権、民主主義などが推進される。迷信や差別とともに神仏への信仰も薄れていく。個人の自由はさらに広がり、マイノリティはよりきちんと理解されるとともに、共同体や家族は分解し、経済格差は開き、治安は悪くなる。政治が大衆化し、支配層のリーダーシップが失われる。そして、環境が大事だ、伝統文化が大切だという頃には環境も伝統文化も失われている。
国や地域によってもちろん差はあるだろうが、大まかにはこういう轍を忠実に踏んでいるように思える。不思議だ。なぜなら、後発の国は先発の国の欠点や失敗がよく見えるはずだからだ。どうしてそれを回避しようとしないのか。なざわざわざ同じ失敗を繰り返すのか。
ただ一つ、ブータンだけが例外である。まるで後出しジャンケンのように、先進国のよいところだけ取り入れて、悪いところはすべて避けている。その結果、世界の他の国とはまるでちがう進化を遂げている。まるで同じ先祖をもつとされるラクダとクジラを見比べるようだ。

ブータン、面白そうだ・・・。まずは、映像で見てみたいな。

posted by J at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

☆☆☆☆ 「消費するアジア」大泉啓一郎著

アジアの主要都市の空港に比べ、ロスの空港って何もねぇ〜なぁ〜と、文句を言いつつ、読んだ本。

構成は以下のとおり

第1章 消費市場の拡大と高まる期待
 1 消費市場へ向かわせる二つの力学
 2 アジアの消費市場をどう捉えるか
 3 消費市場はどう広がっていくのか
第2章 メガ都市の台頭
 1 都市化するアジア
 2 過剰都市化からメガ都市へ
 3 アジアの新しい発展メカニズム
第3章 浮上する新しい経済単位ーメガリージョン化するアジア
 1 中国経済をどう捉えるか
 2 長江デルタ経済圏の形成
 3 拡大するメガリュージョン
 4 グローバル・シティへの道
第4章 成長力は農村まで届くか
 1 所得格差はどこに向かっているのか
 2 都市と農村の人口ボーナス格差
 3 地方・農村の持続的発展の課題
第5章 アジア新興国の政治不安
 1 国内の南北問題
 2 なぜタイは政治不安に陥ったのか
 3 メガリュージョン時代の政治学
第6章 アジアの持続的市場拡大の条件ー新しい日本の立ち位置
 1 激しさを増す資源獲得競争
 2 アジア版「成長の限界」を超えて
 3 アジアの未来市場としての日本


この視点は忘れないようにしなきゃ、だな。肌感覚にも合う。
名目値による世帯所得の評価は、アジア新興国の旺盛な購買力を過小評価している。というのも、これらの国・地域では衣食住に関わるコストが低く、名目為替レートで換算したドルベースで所得水準が同じであれば、アジア新興国のほうが、日本やNIESよりも所得の使い勝手はよく、より多くの所得を耐久消費財やサービスに向けることができると考えられているからである。


そうそう、この視点も忘れちゃいけない。
私たちが熱っぽく語るアジアの新興国とは、国ではなく、正確にはアジア新興「都市」のことではないかと考えるようになった。
そうだとすれば、「メガ都市」の延長戦上にアジア新興「国」の明るい未来を描くのは危険であろう。国レベルの指標からかけ離れて高所得にある「メガ都市」の出現がアジアの現実なら、他方で、低所得に悩まされる地方・農村の姿もアジアの現実であるからだ。


アジアの現状を、冷静な視点で、わかりやすく描いた良書でした!

posted by J at 07:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

☆☆☆☆ 「自分らしいキャリアのつくり方」高橋俊介著

本書は、著者が慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスのキャリアリソースラボラトリーで行ってきたキャリアに関する調査・研究を、キーフレーズ毎にまとめたもの。

節目の時期ということで、興味深く読み進めることが出来ました。

構成は以下のとおり
1 ワークライフ
2 能力開発
3 キャリア形成
4 ジョブデザイン
5 ネットワーク形成
6 組織のなかでの成長
7 組織の見極め方


肌感覚に合う納得感がある内容でした。
特に、響いたのは以下。

こういう研究もあるんだね。面白い。
アメリカのキャリア研究の第一人者の一人であるジェラート博士が、直感的意思決定論を主張している。キャリアにおいては意思決定を論理的に行おうとしても、あまりに情報が膨大で処理しきれず、また、どの就職先を選ぶと将来こうなるというシュミレーションをしようにも、不確定要素がありすぎてうまくいかない。それゆえキャリアの意思決定は直感に頼るべきだというのである。
(略)
キャリアや結婚を成功させるためには、論理よりも直観を磨いたほうが有効なのは、どうやらまちがいない。


コレは、ほんと、その通りだと思う。
現代のような変化の激しい時代においては、市場性のあるスキルや資格、専門性といった「エンプロイアビリティ」よりも、継続的に自分のスキルを高めていくことのできる思考・行動特性である「キャリアコンピタンシ―」のほうが、自分らしいキャリアを築いていく際には重要なのである。


「キャリアドリフト」的な考え方が、しっくりときてたので、この記述にも共感できた。
キャリア形成においても、モチベーションを上げるためと考えるなら、達成動機や上昇志向の強い人に限っては中長期の目標は有効だといえよう。だが、目標に縛られて身動きができなくなってしまっては、かえって充実したキャリアをつくる妨げになってしまう。目標は絶対的なものではなく、むしろ状況の変化に応じて柔軟に変化させるものというくらいに考えておいたほうがいいだろう。
自分らしいキャリアをつくるには、目標よりも仕事の習慣を大事にすべきだ


節目の時期に読む、キャリア形成に関する本として、おススメな良書でした。






posted by J at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月29日

☆☆☆  「大局観」羽生善治著

バンクーバー滞在中、寝る前に読んでいた本。

著者は、1970年生まれ。若手と言われていた記憶が強いのですが、もう42歳になるんですね。
本書は、著者の仕事(将棋)に対する考え方をまとめた本。

構成は以下のとおり
 第1章 大局観
  検証と反省
  感情のコントロールはどこまで必要か ほか
 第2章 練習と集中力
  集中力とは何か
  逆境を楽しむこと ほか
 第3章 負けること
  負け方について
  記憶とは何か ほか
 第4章 運・不運の捉え方
  運について
  ゲンを担ぐか ほか
 第5章 理論・セオリー・感情
  勝利の前進
  将棋とチェスの比較 ほか


以前の著書に比べ、熱量が低い気がするのは気のせいか・・・。
ちょいと響くものが少なかったかも・・、でした。

と、コレは、オレも気をつけねばならない。
必要な情報・知識というのは、日々刻々と変わっていくものだから、大胆に捨ててしまい、必要なタイミングで拾い上げればいい。
そして、拾い上げた情報を基本に新たな創造をして、供給側に回るわけである。


移動中や、バンクーバー滞在中に読み貯めた本が、残り4冊・・・。
少しずつ、ブログに書いていきますです。

posted by J at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

☆☆☆  「世界を歩いて考えよう!」ちきりん著

楽しみにしていた、ちきりんの新刊。
短期留学から戻ったら届いていたので、真っ先に読みました。

構成は以下のとおり
第1章 お金から見える世界
第2章 異国で働く人々
第3章 人生観が変わる場所
第4章 共産主義国への旅
第5章 ビーチリゾートの旅
第6章 世界の美術館
第7章 古代遺跡の旅
第8章 恵まれすぎの南欧諸国
第9章 変貌するアジア
第10章 豊かであるという実感
さいごに 旅をより楽しむために
若者の海外旅行離れについて〜あとがきにかえて


働き始め、家族を持つとなかなか海外に気楽に行けなくなるので、旅に出やすい大学生活を控えた中高生が読むのに適した本かも・・・。
タイミングをみて、息子には、ぜひ、読ませたい。

シンガポール航空について書かれたこの記述は、なるほどと思わされた。
シンガポールエアラインはすべての路線で、相手国のフラッグシップ航空と競争することを強いられます。(略)
相手国の顧客がシンガポールエアラインを選んでくれなければ、彼らは飛行機の枠が埋められません。
このためシンガポールエアラインは、飛行機路線を開設するたびに「日本航空から、いかにして日本人顧客を奪うか?」「ルフトハンザ航空から、いかにしてドイツ人顧客を奪うか?」「カンタス航空から、いかにしてオーストラリア人顧客を奪うか」と、世界中の航空会社から、その国の顧客を奪う必要に迫られてきたのです。
そのため彼らは、世界中の顧客が求めているニーズを調べ上げ、世界中の航空会社が提供しているサービスを徹底的に分析しました。そしてどこかひとつの飛行機会社でよいサービスを見つければ、すぐにそれを他の路線にも取り入れます。ルフトハンザ航空から学んだことを全路線に、日本航空から学んだことも全路線に・・・・・。こうやって彼らは「世界一のサービス」を作り上げていったのです。

マイレージ戦略等もこの視点で考えているんだろうね。日本の延長線で理解していると理解を誤るね。

一度、訪れたことがある場だと、関連する書籍や記事を読んでても、リアリティがあって肌で理解しやすい。実際に、「世界を歩いて考える」機会を意識的に設けることって、大事だね。

他には、以下の視点が、面白かったな。
旅先では時に、日本の未来の風景を眺めることができるのです。

世界のビーチリゾートを訪れる人を見ていると、「今、世界中でどこが一番、景気がいいのか?」がよくわかります。


本書は、さりげなく息子の部屋に置いておくことにします。
(小学2年生だから、ちょっと早いかな?)



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2012年05月12日

☆☆☆  「代官山オトナTSUTAYA計画」増田宗昭著

話題の代官山TSUTAYAの企画のエッセンスをまとめた本。

構成は以下のとおり
第1部 プレミアエイジという可能性
 1.世界初を目指してはならない!
 2.顧客の皮膚感覚との距離
 3.顧客価値の鏡像関係
 4.大人を変える大人の誕生
 5.人がポジティブになれる場所
 6.モノとコトのベクトル
 対談 糸井重里×増田宗昭「プレミアエイジの楽園」
第2部 コミュニケーションの力学
 7.オンとオフの溶解がもたらすもの
 8.代官山と軽井沢という森の磁場
 9.編集権が移行する時代
 10.リコメンド進化論
 11.コンテンツは有料か無料か?
 12.オンラインは体温を持てるか?
 対談 飯野賢治×増田宗昭「コミュニケーションの価値と質」


本書に刺激を受け、読み終わった後、早速、現地に行ってみました。
大人な雰囲気がイイ!!もっとゆっくりしたかったなぁ〜。

と、本書で響いたのは、オンとオフの関係を表現したこの文章。
本来オンとオフとは、やはり逆のベクトルを持っているものなのだ。そしてそれを両立させることで、人は自らのバランスを保ってきたという面が確かにある。だからここでもう少し、オンとオフ、それぞれの持つベクトルについて考えてみよう。
単純に図式化すれば、オンとはお金をもらうための時間、オフとはお金を使うための時間という言い方もできるだろう。そしてこのとき、お金をもらうためには、人は他者を視る必要がある。顧客や上司、同僚といった他者から求められているものを把握し、それを提供することで、人は代価を得るのだから。逆にお金を使うためには、人は自分を視る必要があるのだ。自分自身にとって大切なものは何かを見極め、それを手にするために人は出費する。


増田さんの視点は高くて、大きな時代の流れを視る目等、ハッとさせられる言葉に満ちている。
こういう視点を持たなきゃダナ。

posted by J at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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